原発デモを見た | 大言壮語の小宇宙展

原発デモを見た

人は不安の原因より、不安な状態そのものを嫌う。だから見たくないものを見ないようにしているし、見せたくない人たちは見せないようにする。これがたとえば、大衆と権力者の関係になってる。

えらそうにいう自分も含めて、だいたいの人間は弱い。見たくないものを見ないようにし、見せたくないものを見せない。組織っていうものも人がいて成り立っているものだから、国や会社がそういう体質だったっておかしいことじゃない。

デモに参加するのも意味はあると思う。けど、それだけじゃないでしょ?本質的には小手先のことじゃなく自分たちの足元にある社会を変える必要があるわけで。で、人で出来た社会を変えるなら人を変えればいいわけで。人を変えるなら自分が変わるのが道理だ、と思う。

だから、今や、政治家も企業も信用おけなくなっちゃった今、人の弱さの露呈した社会で、なにか変えるつもりでいるなら、先ず人としてたくましくあろうとするのが大事でしょ。て、思ってるんだと思う。だからデモをちらっと見たとき、それだけじゃないでしょ、て、思ったんだった。たぶん、そう。