「諸国百物語」という、江戸時代（延宝5年、1677年）に出版された書物に
『会津の諏訪の宮に朱の盤という化け物が出る』という記述があります。
現在の諏訪神社、よく見ると漢字が「諏方神社」となっているんですが、これはご本家の諏訪大社と同じ漢字では恐れ多いという事で漢字を変更したのだとか。
旧名は『諏訪宮』なので、諸国百物語に登場する諏訪の宮はこちらではないかと。
妖怪研究家・村上健司氏も著書「日本妖怪散歩（角川書店）」の中でも朱の盤が出た神社として紹介されています。
この諏方神社、それほど大きな神社ではありませんが、会津若松駅内の観光案内で
「諏方神社に行きたい」
と案内所の方に伝えたところ、観光MAPを持ち出してきて「ここです」と教えていただける知名度。2013年のNHKの大河「八重の桜」にも登場したそうです。
お守りとか御朱印とかいただきたかったのですが、残念ながらこの日は社務所に誰もいらっしゃいませんでした。
残念・・・