まる得マガジン(NHK) 2016年6月16日(木)放送
健康と美容に役立つ!オイルの賢い使い方⑧ 「バター」
健康志向の高まりから、今「オイル」に注目が集まっています。オイルは
どれも同じではなく、種類によって特徴があり、体によい影響を与えるものもあれば、悪い影響を与えるものもあります。オイルの特性を理解して上手に活用することが健康への第一歩なのです。
そこで管理栄養士の堀知佐子さんを講師として招き、オイルの選び方から
調理法まで幅広く教えていただきます。
最終回は「バター」をご紹介します。
「バター」は牛乳の脂肪分を取り出し、練り上げて作る動物性の油脂です。バターには他の油にはない豊かな風味と香りがあり、料理をグンとおいしくしてくれます。
肌や粘膜を健康に保つといわれるビタミンAが多く、油脂の中では最も豊富です。胃腸の弱い人や高齢者など、エネルギーが不足しがちな人にはバターを使った料理がおすすめ。香りによって自然と食欲が増し、エネルギーを
とりやすくなります。
バターは飽和脂肪酸なので、とり過ぎは肥満や動脈硬化のリスクを高めます。体脂肪や生活習慣病が気になる人は、仕上げの風味づけに少しだけ使いましょう。
堀知佐子 「焼きアスパラのバターしょうゆ」
溶けたバターとしょうゆの香りがたまりません!熱いうちにお召し上がり
ください。
●焼きアスパラのバターしょうゆ
材料(2人分)
・グリーンアスパラガス 6本
・バター(有塩) 10g
・しょうゆ 小さじ1
<作り方>
1 アスパラガスは皮の堅い部分を切り、はかまをむく。
2 フライパンに1を入れ、フタをして中火で2分間ほど蒸し焼きにする。
3 食べやすい長さに切って器に盛り、バター(10g)をのせ、しょうゆ(小さじ1)をかけたら完成です。
堀知佐子 「鶏もも肉のカリカリ焼き」
バターで皮をしっかり焼くのがおいしさのヒケツ。バターの香りと味がしっかり入った食欲をそそる一品です。
●鶏もも肉のカリカリ焼き
材料(2人分)
・鶏もも肉 1枚(250g)
・タイム(生) 1枝
・ローズマリー(生) 1枝
・レモン(くし形切り) 1切れ
・バター(有塩) 10g
<作り方>
1 フライパンを中火で熱し(油はひかない)、鶏肉の皮を下にして入れ、皮を焼く。
2 皮がカリカリになったらいったん取り出し、鶏から出た脂をペーパー
タオルで拭き取る。
3 鶏肉を裏返して戻し入れ、タイムとローズマリーをのせ、フタをして
10分間ほど蒸し焼きにする。
4 鶏肉を裏返し、バター(10g)を入れて、フタをせず、再びカリカリになるまで焼く。
5 食べやすく切って器に盛り、レモンを搾ったら完成です。
1位
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2位
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3位
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4位
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