ミュージシャン必見の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」by大瀧詠一 | 鳥肌音楽 Chicken Skin Music

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WRITING ABOUT MUSIC IS LIKE DANCING ABOUT ARCHITECTURE.



10日ほど前にnot a second time先輩からメール便でタイムリーな大瀧さん関連の切り抜きをいただきました。



キネマ旬報が出している「映画に連れてって」という小林信彦さんの対談集の切り抜きでタイトルは”ミュージシャン必見の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」”というものです。バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下BTTF)は僕も大好きな映画で、85年の公開時には映画館でしっかり観ていますし、その後TVで放映された時なんかも何度か観ていて、何度観ても楽しめる、それはつまり脚本が良くできている、映画だと思います。

大瀧さんはBTTFを試写で観たとのことです。タイトルからははーんタイム・マシーンの映画ねぐらいの興味だったようですが、監督がロバート・ゼメキス、脚本がボブ・ゲイル、製作がスピルバーグという(大瀧さんお気に入りの)ビートルズが登場しないビートルズ映画「抱きしめたいI Wanna Hold Your Hand」と同じトリオによる映画ということで俄然興味を持ったということでした。

大瀧詠一:何よりも「抱きしめたい」とか「アメリカン・グラフィティ」とかと同じパターンの、過去の風俗や音楽などをうまく使った作品だということにびっくりしましたし、音楽を中心としたワン・シーンを、クライマックスにもってきたということに、ミュージシャンとして感心しました。




クライマックスというのは高校のダンス・パーティーのシーンのことで。若き日のマーティの父と母はこのダンパで初めてのキスをし、やがて結ばれマーティも生まれることになる大切な時間。ところがダンパで演奏していたバンド「マーヴィン・ベリーとスターライターズ」のリーダーでギタリストのマーヴィンが指を怪我してしまいダンパは中止になりそうになります。そこで急きょマーティが代打(恋のサブスティチュート!違うか)としてギターを手にしてステージに立つことになります。

そして先ずは「アース・エンジェル」を演奏。ペンギンズが54年秋に発売し55年頭にトップ10ヒット、白人コーラスグループ=クリュー・カッツのカバーが3位という大ヒットということで55年11月が舞台の映画ですので同じ年の大ヒットとなりますね。演奏はタイム・パラドックスに邪魔されたりしますが、なんとか二人がキスをして万々歳。調子に乗ったマーティはもう一曲演奏をすることになるのですが、ここからが見もの。



「えーっと、僕が居たところでは、この曲は、オールディーなんだけど」とお客に語りかけ、バンドメンバーに「リズムはブルース、キーはBで」といって弾きだすのは現代の僕たちにはおなじみのあのイントロ。そう「ジョニーBグッド」です。

小林信彦:「ジョニーBグッド」は、もう、あの時代には作られていたんですか。
大瀧:55年はまだないです。だけど58年の曲(註:58年に全米8位)ですから、時代設定としてはいいわけです。チャック・ベリーはあれにインスパイアされて、自分のスタイルを確立したということですからね(笑)。

>チャック・ベリーはあれにインスパイアされて、自分のスタイルを確立した

ここがロック・ファンにとってはたまらないシーンなのですが、なにあろう指を怪我してしまったバンド・リーダーのマーヴィン・ベリーはチャック・ベリーのいとこでマーティのギターを聞いて慌てていとこのチャックに電話を入れます。



「チャック、いとこのマーヴィンだ。分かるだろお前が探してた新しいサウンドだぜ」

完全なるタイム・パラドックスなのですが、ロック・ミュージシャンであれば誰もが知っていて誰もが演奏したことのあるチャック・ベリーの58年の決定的ナンバーを、55年に60年代後半生まれのマーティが演奏し、それを電話越しに聞いたチャック・ベリーが自分のサウンドにして(言いかえればパクって)3年後に「ジョニーBグッド」のシングルを発表し大ヒットとして、ビートルズやストーンズなど多くのバンドに影響を与え、そうしたロックバンドを聴いて育ったマーティ君が「ジョニーBグッド」をコピーしてて30年前の世界に戻り・・・、堂々巡りですね。

これだけでもたまらないのですが、マーティの弾くギターにはロックの歴史が凝縮されていると大瀧さんは言います。

小林:少年がダック・ウォークをやると、(註:85年当時アメリカの映画館では)ものすごく黒人が喜ぶんですね。
大瀧:チャック・ベリーにはじまって、ダック・ウォークがあって、60年代あたりから少しずつ、ロック・ギターのスタイルがワイルドになっていくわけです。途中はジミー・ヘンドリックスとかフーのスタイルになって、アンプを壊したり、たたきつけたりする。あれはフーもやりましたしジミー・ヘンドリックスもやった。歯でかじったのは、ジミー・ヘンドリックスのスタイルなんです。
小林:背中のほうで弾きますね。
大瀧:あれもチャック・ベリーが得意でした。そういうのも含めて、ギター・スタイルが一挙に時代をさかのぼって、再現されるわけです。あのシーンで。
小林:現代のハード・ロックまでね。

>現代のハード・ロックまでね。

マーティが放射能の防護服を着て宇宙人に扮するシーンで宇宙人の効果音としてヴァン・ヘイレンの爆音ギターをウォークマンで鳴らすシーンがありますが、ダンパの演奏シーンでもエドワード・ヴァン・ヘイレンの代名詞のタッピング(当時はライトハンド奏法ですか)で55年の聴衆をあきれさせています。



そして演奏を終えたマーティは茫然とするというか、完全にあきれかえる聴衆にこうつぶやきます。

「まだ早すぎたよね。でも君たちの子供は好きだと思うよ」



大瀧:オチもなかなかで、「ちょっと進み過ぎた」と言う(笑)。植木(等)さんのパターンですね、「調子に乗るな」という感じで。それと、植木さんということでは、あれは途中からは完全に「お呼びじゃない」。

すぐに植木等に結び付けてしまうあたりが大瀧さんですね。


と、まぁこの辺までは映画を観ながら僕でも分かったのですが、このダンパのシーンには仕掛け人がいたとは大瀧さんの言葉を読むまで気づきませんでした。

大瀧:最後のクレジットを見てて分かったのは、あそこのシーンの前まで使われていた音楽は、普通にレコード名が書いてあっただけなんですけど、あのシーンにはスーパーバイザーがいるんです。ボーンズ・ハウといって、BONESは骨で、これはニック・ネームなんですけど、ハウはHOWEと綴る。ウェストコーストのミキサー兼プロデューサーをやってる人なんですよ。彼が、その後に出てくる「アース・エンジェル」とかをスーパーバイズしているんです。そういうほんとうのプロを、あのシーンだけに呼んできて、抜けているギター・スタイルはないか、もっと他のがあったんじゃないかと時代考証をやったんじゃないかと思うんですね。そこの一か所にプロを呼んでくるあたりは、さすがですね。「グレムリン」でマイナー・ヒットを使った(註:クリスタルズの「クリスマス」のこと、85年の日本では知る人ぞ知るだったと思います)スピルバーグといい、「抱きしめたい」のような、ビートル・マニアが見て泣いて喜ぶような作品を作ったゼメキスとゲイルといい、ほんとうに音楽好きなんですね。




そうか、ボーンズ・ハウが絡んでいたのか。ボーンズ・ハウと言えばサーフィン・ミュージックの時代にはじまりエルヴィスのカムバック・スペシャルをプロデュースしたほか、アソシエーション、5thディメンション、タートルズ、トム・ウェイツといった才能を世に送り出した名プロデューサーです。

「ほんとうのプロ」のボーンズ・ハウの後ろ盾があったればこそのシーンというのはたしかに納得してしまいます。チャック・ベリーの「ジョニーBグッド」に絡んだアイデアは、大瀧さん曰く「ほんとうに音楽好き」な、ゼメキスとゲイルのもので、それにボーンズ・ハウが肉付けをしたものだと思います。骨が肉付けしたんですね(笑)。

そして注目したいのが「ジョニーBグッド」の前の曲が何故「アース・エンジェル」だったのかということ。これは僕の勝手な妄想ですが、ゼメキスとゲイルの「ジョニーBグッド」のくだりを面白いと思ったボーンズ・ハウですが、白人のマーティの「ジョニーBグッド」(元々はチャックのものではあるのですが)を黒人のチャック・ベリーがパクるというオチが納得いかなかったんじゃないかなと思います。だってR&RのルーツのR&Bは黒人のものだったし、チャック・ベリーのサウンドもオリジナルですからね、ちょっと黒人がないがしろにされている。

ということで、黒人の文化を搾取(!?)したのは白人なんだよという思いで、オリジナルは黒人ドゥーワップのペンギンズの曲ながら、白人のクリューカッツによってパクられ大ヒットした「アース・エンジェル」という曲を皮肉をこめてあえて選んだんじゃないのかと。

さて、このクライマックスのダンパのシーン以外でも大瀧さんらしい通な指摘があります。

大瀧:主人公が過去にタイム・スリップしたところで「ミスター・サンドマン」がかかりますね、あれはオリジナル・ヴァージョンではないんです。
小林:他の曲もそうですか。
大瀧:みんなそうでしたよ。オリジナル・ヴァージョンは一曲もありませんでしたね。最後のクレジットがはっきり見えなくて確認できなかったんですけど、音を聴いているかぎりでは、オリジナル・ヴァージョンはなかったですね。




クレジットを見る限り、ヒューイ・ルイスやクラプトンの曲、劇中人物のマーティやマーヴィン・ベリーが演奏する曲を除き、55年の世界のリアルタイムの楽曲として流れるのは大瀧さんが言及しているフォー・エイセズの「ミスター・サンドマン」とフェス・パーカーの「デービー・クロケットの歌」それにエタ・ジェームスの「ウォールフラワー(ロール・ウィズ・ミー・ヘンリー)」と上の画像にはありませんがジョニー・エースの「プレディング・マイ・ラヴ」の4曲になるかと思われます。

>大瀧:オリジナル・ヴァージョンは一曲もありませんでしたね。

実際どうなのか調べてみると。

Mr Sandman-The Chordettes  


「ミスター・サンドマン」は、これは僕にも分かりますが、オリジナル・ヒットは「ロリポップ」でおなじみのコーデッツで映画の舞台の前年の54年に発表し全米NO1にしています。映画で使われたフォーエイセズのバージョンは54年末に発表されこちらもヒットしますが、全米5位とコーディッツには及びません。


The Ballad Of Davy Crockett-The Wellingtons


「デービー・クロケットの歌」はアメリカの国民的英雄(3歳でクマ退治をしたという逸話からすると日本の金太郎的な存在か)であるデヴィッド・クロケット(1786.8.17-1936.3.6)を主人公にして1954年にスタートしたディズニー製作のTVドラマで主題歌はウエリントンズが歌っていましたのでこれがオリジナルといえるでしょうか。TVシリーズは人気があったようでいろいろな歌手がレコードにしています。

有名なのは歌う銀幕スター、ビル・ヘインズのもので55年3月から4月にかけ4週連続NO1に、年間チャートでも7位という大ヒット。カントリー歌手テネシー・アーニー・フォードが全米5位に、そして映画で使われたフェス・パーカー(この人はドラマの主人公デビー・クロケットを演じていた人ですが)の歌で全米6位、年間チャートで31位のヒット、とにかく人気のあったドラマだったということでしょうね。フェス・パーカーは60年代にはTVシリーズでこれまた国民的英雄だったダニエル・ブーンを演じていて日本で言えば大河ドラマクラスの名優だということなのでしょうね。


Dance With Me Henry(Wallflower) - Georgia Gibbs


この歌は54年にハンク・バラード&ミッドナイターズ Hank Ballard & MidnightersがヒットさせたR&Bナンバー「ワーク・ウィズ・ミー・アーニー」のアンサー・ソングとしてエッタ・ジェイムズが歌ったものがオリジナルです。歌詞はアーニーとワーク(性的な意味合いがあるようです)していたヘンリーへ私とロールして(これまたあきらかに性的な意味合いがありますね)と歌うものに変更されているのですがメロディはほとんど同じというか、作者はハンク・バラード、ジョニー・オーティスそしてエタ・ジェームスになってるのでアンサー・ソングというよりは替え歌と言った方がいいのかもしれませんね。

前述したように、この時代R&Bでヒットした曲を白人がカバーしてヒットさせることがよくあったのですが、この歌もご多分に漏れず白人にカバーされます。ダニー・ケイ一座でコメディアンもこなしたジョージア・ギブスが歌いジュークボックス・チャートでNO.1を記録します。元歌のあからさまな性表現が白人マーケットに相応しくないとの判断から「ロール・ウィズ・ミー・ヘンリー」というタイトル、歌詞が「ダンス・ウィズ・ミー・ヘンリー」とさしさわりのないものに替えられたことがヒットの要因でした。こういった毒抜きのような改ざんは当時"whitewashing"(しっくい塗り、黒い壁を真っ白にするということでしょうね)と呼ばれていたようです。


Pledging My Love-Teresa Brewer


62年が舞台の映画「アメリカン・グラフィティ」でチビでメガネのテリーが女の子を誘うのに「ジョニー・エースのレコードを持ってるんだぜ」と自慢してたくらいなので、この歌に関しては映画で使用されたオリジナルのジョニー・エースのバージョンがいちばん有名なんじゃないかなと思われます。チャートは17位、R&Bチャートでは1位になっています。ジョニー・エース以外だとテレサ・ブリューワーが歌ったものが本人版と同じく17位のヒットとなっていますが、ウィキによればテレサは50年代特に人気のあったポピュラー歌手とのことなので、アメリカの白人層にはテレサ・バージョンが一般的なのかもしれませんね。


こうやって調べてみると大瀧さんのいうような「オリジナルじゃないバージョンが」とは必ずしも言えない気もしますが、少なくとも映画の舞台の55年のアメリカの白人層にとっては一般的ではないバージョンがあえて選ばれている気がします。




「あえて」と書いたのにはわけがあります。55年にタイム・スリップしたマーティが街を訪れるシーンの冒頭で「ミスター・サンドマン」が流れています。歌は街角のレコード店から流れてきているという設定で、マーティがそのお店の前を通り過ぎる際にショー・ウィンドーの中のLPジャケットが一瞬映し出されるのですが、その中に当のコーデッツのジャケットが飾ってあるのです。



このレコード・ジャケットにもちょっとした落とし穴があるのですが、それは置いといてあえてコーデッツのレコードを飾りながらスピーカーから流れているのはフォー・エイセズのバージョンというのは何故なのか。ひとつ考えられるのはタイム・マシーンものの小説や映画にはよく登場するパラレル・ワールドです。つまりマーティがタイム・スリップした55年は現在とつながった過去ではなく、別の枝葉をたどった並行した過去であるために、本来ならばレコード店のスピーカーから流れるのはコーデッツの「サンドマン」のはずなのに、フォーエイセズの「サンドマン」が、ウェリントンズの代わりにフェス・パーカーの「デービー・クロケット」が流れているのではないか。

逆に言えば「パラレル・ワールド」であることを暗示するためにあえて曲を代えているんだと思えます。それゆえに母親の祖父の車にはねられるのが父親ではなくマーティとなり、チャック・ベリーはマーティのギターをヒントに自分のサウンドをみつけるのです。

そして「パラレル・ワールド」から現在に戻るのですから、その現在は出発前の現在とは違う現在なわけです。そのことは家に戻るとニートだった長男がちゃんと働いていたり、父親がSF作家になっていたりということで証明されるのですが、実は戻った時点で最初の現在と違うことがこっそりと映し出されています。

それはタイムマシーンであるデロリアンを走らせた駐車場のあるショッピングモールの名前にあります。



出発前のモールの看板は「ツイン・パイン・モール」つまり「二本松モール」となっています。

ここの駐車場からデロリアンでタイムスリップしたマーティは30年前の同じ場所に到着します。そこは「ツイン・パイン・ランチ」つまりは「二本松牧場」でした。そこで宇宙人と間違えられショット・ガンで撃たれそうになったマーティはデロリアンで逃げるのですが、その際に牧場の入り口にある二本の松のうちの一本をなぎ倒してしまいます。



すったもんだの後、なんとか現在に戻ったマーティはショッピング・モールにいるドクの元にかけつけます。するとモールの看板は。



そう「ローン・パイン・モール」つまり「一本松モール」に変わっています。元いた現在とは違うということがさりげなく提示されているんですね、だからこの直後にドクがテロリストの機関銃の餌食となり殺されてしまうという現在が、防弾チョッキで助かるという現在に変わることは予測されるべきなんですね。よくできてます。

ということで久々に見直したBTTFですが、最初観たとき以上に楽しめてしまいました。


ところで途中でスルーしたレコード店のLPジャケットについて最後に書いておきます。

先にアップしたコーデッツのアルバムの他にショーウィンドーに飾られているジャケはナット・キング・コールの『アンフォゲッタブル』、イーディー・ゴーメの『イン・デキシーランド』とパティ・ペイジの『イン・ザ・ランド・オブ・ハイファイ』の4枚です。



どのアルバムもプレ・R&R的な歌手のアルバムでロックンロール誕生の直前を思わせるディスプレイだなぁと思わせてくれるのですが・・・。念のためにそれぞれの発売年をしらべてみると『アンフォゲタブル』は10インチ盤が52年に発売されており、54年に曲数を追加した12インチ盤が発売されており、これがあるのはOKです。置かれているのは色味などから10インチ盤かと思われます。問題は残りの3枚。パティ・ペイジのLPの発売年は1956年、イーデイ・ゴーメのLPは59年と55年以降の発売になっています。コーデッツのものは分かりにくいかと思いますが先にアップした画像のジャケの左下をよく見てください。そこには見覚えのあるロゴ・マークが。そうです英国のリイシュー専門レーベル「エース・レコード」のロゴですね、エースの設立は1978年なのでこのLP少なくとも78年以降の発売ということで、55年のレコード店にはあるはずがないものです。




これはいったい何なんでしょうか?時代考証をさぼっちゃったのか、はたまたパラレル・ワールドなので歴史が大きく変わってしまっているのか?

手抜きでしょうね、きっと。


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