Jean-Luc Godard filmed the band on a rooftop in Midtown Manhattan (December 7, 1968)
いやぁ全然知りませんでした、ビートルズのルーフトップ・コンサートに元ネタがあったとは。マンハッタンのビルの上でゲリラ・ライヴを行なったのは見てのお分かりの通りジェファーソン・エアプレインで撮影をしたのはなんとゴダールということのようです。68年のアメリカにおける変革の様子を「One A.M.(American Movie)」というドキュメンタリーに撮ろうと考えていたようですが結局未完に終わったようです。
しかしこの未完の映画を「レット・イット・ビー」の監督マイケル・リンゼイ=ホッグもしくはポール・マッカトニーが目にして映画のクライマックス・シーンでのルーフトップ・コンサートを考えついたのではないかという事のようです。確かに隣のビルから眺める一般人の姿やライヴを止めようとする警官の姿など類似点が強く感じられます。
そもそも警官の出てくるシーンはヤラセではないかという憶測が昔から言われているのですが、ジェファーソンのフィルムを参考にしたのだとしたら「ヤラセ」という可能性も大きいように思われます。
Beatles Rooftop concert (January 30,1969)
ジェファーソンのフィルムについては中山康樹さんの「ビートルズとボブ・ディラン」という新書で知ったのですが、二つのフィルムの関連は一目瞭然と思われるのですが、そのことに触れた記事なんかが少ないのは何故なんでしょね。ビートルズは神聖にして侵すべからずなのか・・・
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