今朝、情報番組『とくダネ!』を見ていた・・っつうか、


たまたまTVをつけっぱなしにしていたから、つい興味深く見てしまった。




タイトルにもありますが、『ディスレクシア』って知っていますか?


英語圏の国などでは、10人に1人、


また日本でも100人に1~4人が持っている読字障害です。


いわゆる学習障害の一種なのですが、


IQなどは平均的、むしろ平均以上の知能を持っていたりします。




我が家の自閉症の長男とは、これまたちょっと違う種類?の障害なのだと思います。


会話力もあり全く普通なので大人になるまで気がつかず、


かと言って自分に自信が持てず、不登校等になってしまうケースも珍しくないらしい。




ディスレクシアの人は、私達が普通に読んでいる雑誌等の文字が


歪んで見えたり、文字が薄く見えたり、逆に見えたりもするらしい。




自閉症と同じく、脳の器質的な障害らしいが、一見普通に見えるだけに


就職先などでは困る事も多く、耐えきれず退職する人もいるようだ。




小学3年生程度(またはそれ以下)の文字の読み書きしかできず、


親にしてみたら『もっと綺麗に書きなさい!』と促し、


悩むところだろうが、それはこの障害を持つ人達にとってはとても残酷な事。


決して努力をしなかった訳ではない。





番組の中でも言っていた。


猫舌の人に対して熱いものを早く食べろ!と言う人はいない。


ディスレクシアの児童に対しても、通級学級などで個別に指導をされた場合と


そうでない場合とでは明らかに違ってくるだろう。




『日本人なら日本語を話せて当たり前!読めて当たり前!書けて当たり前!』


と思った方も多いでしょうね。


しかし私は、現在20歳の自閉症の息子と生活していて感じる事が山ほどあります。


彼なりに一生懸命に努力しています。


彼なりの世界を持っています。


私達には理解できないような世界観があるようなのです。


親としては、幼い頃から躾もしてきたつもりです。


(健常児と呼ばれている子供を持つ)世間のお母さん達の


何十倍も努力をしてきました。





でもね、世間に合わせなくてはいけないのでしょうか?


バリアフリーという言葉はどこに行ってしまったのか?と、


生活していて憤りを覚える事だってしばしば。


今のこの国では健常者のほうがむしろ少ないとさえ思っていますから、私は。




みんな同じでなくてはいけないのかしら?


特に日本人は流行に左右されやすい人種ですからね。




身体や知的に障害を持つ人は目立つからなのでしょうか。


特別な目で見られがちです。


その特別な目で見ているそこのアナタも、


『決して普通ではないわよ!』と言ってやりたいんですがね。


世の中・・・、


結婚している人・していない人、子供のいる人・いない人、


社交的な人・そうでない人、数学が得意な人・苦手な人、


その他、自分と違う人ばかりでしょう?


同じ人なんていないんだからさ。


優しくない人って本当に多いよね。


我が道を行く・・・のはいいけど、周囲を巻き込んだりする人もいるから悲しい。






文字の読み書きが苦手なディスレクシアの人は、知能の遅れはないので


言葉等でとても傷つけられた経験もあるかと思います。


トム・クルーズ等、有名人をディスレクシアの代表のように


番組の中で取り上げていましたが、そんな事必要か?


分かりやすく説明する為だったんだろうけど、


ちゃんとトム・クルーズの了解はとったんかい?って聞いてやりたい。





今日は思う事をぶちまけました。


まだまだぶちまけ足りないけどね。