常磐高速バスつくば線「つくばリレーきっぷ」~1 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

本年8月8日から発売されております、常磐高速バスつくば線の「つくばリレーきっぷ」で、今回はJRバス関東で発行された東京発の券をご紹介いたします。



「つくばリレーきっぷ」とは、東京~つくばセンターの高速バスの往復乗車券に、つくばセンターからの路線バスの300円区間(小児用は150円区間)の乗車券2枚をセットした券で、窓口での発売のみでバス車内での発売はありません。






JRバス関東の東京駅窓口では、端末による発行となります。



JRB青地紋のコピーガード対応の券となります。

路線バス乗車券には、「JRバス関東・関東鉄道グループ」と表示されておりますが、これは「つくばセンター」には関東鉄道バスだけではなく、子会社の関鉄パープルバスも乗り入れているためで、「つくばセンター」からの一般路線バスは殆どが関東鉄道グループのバスとなり、唯一つくばセンター~ひたち野うしく駅の路線のみ、関東鉄道バスとの共同運行とはなりますが、JRバス関東の一般路線バスが運行されています。



さて、この端末券は、拙ブログの本年1月29日のブログ「常磐高速バス 阿見・美浦・江戸崎線 1ウィークリターン乗車券~2 」でご紹介した端末券 と比べますと、一見して同じような券に見えますが、券のサイズが全く異なっており、「1ウィークリターン乗車券」の端末券の原紙は「B5版」でしたが、この券の原紙は「A5版」とさらに小さいサイズとなっているほか、地紋がコピーガードに対応したものとなり、券面印字内容も左下に領収証が印刷されるように変わり、領収証の発行箇所のみ「東京駅」では無く「東京営業支店」となっています。


前回の購入時には、カウンター奥に設置された各窓口共用と思われるプリンタから出力されており、窓口氏は立ち上がって券を取りに行かなければなりませんでしたが、各窓口ごとにプリンタが設置されたようで、プリンタ増設の際に原紙のサイズや印字内容が変更となったのでしょうか?






この新しい端末は発行出来る券種も増加したようで、一例として常磐高速バス水海道線と関東鉄道常総線を乗り継ぐ「レール&バス リレーきっぷ」は、以前は関東鉄道様式の常備軟券でしたが、現在はこの端末で発行された券に切り替わっています。





関東鉄道がイベントで放出した使用済み券で比較しますと、すでに4月には常備軟券から端末による発行に切り替わっていた事になります。下の部分の2段は切り取られてしまっていますが、「つくばリレーきっぷ」の券面構成から推測すると、3段目は高速バスの東京駅⇔水海道の乗車券とご案内、4段目は領収証と余白であったように思われます。