○企 高速バスつくば号&都区内フリーきっぷ | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

「○企 高速バスつくば号&都区内フリーきっぷ」なる券が4月25日から来年の3月31日まで発売されるとの事で、この券の他にも懸案がありましたので、初日につくばセンターまで行って参りました。

情報によりますと、乗車当日に限り「つくばセンター」の券売機のみで発売と聞いておりましたので、券売機発売はJRの自動改札に対応させる為としても、「つくばセンター」には関東鉄道バスの券売機しか無かったので、あの券売機で自動改札対応券が出せるのだろうか?と、そちらも気になっておりました。


さて、現地に着いてみますと・・・

つくばセンターJR券売機    

タッチパネル式の券売機が2台新設されておりました。


近づいてよく見ると新品でも無さそうで、どうやらJR東日本の駅の券売機を転用したもののようです。


隣に係員が案内と機械の調整を兼ねて立っておりましたので伺いますと、「JRバス関東」所有の券売機なんだそうです。





つくばセンターJR券売機 パネル部

発売券種は、東京駅までの片道乗車券と、今日から発売の「高速バスつくば号&都区内フリーきっぷ」の2種のみです。

タッチパネル機を導入したのなら、こちらも期間限定の「1Week Returnきっぷ」も発売すれば良いのに?と思いましたが、いずれは対応するのかも知れません。


この券売機の隣には、以前から設置されている関東鉄道バスの券売機がありますが、発売券種は東京駅ゆきと羽田空港ゆきの片道券と回数券のみの発売で、変化はありません。




券売機の疑問も解消しましたので、早速当該の乗車券を購入して見ました。

    ○企 高速バスつくば号&都区内フリーきっぷ(ゆき)    ○企高速バスつくば号&都区内フリーきっぷ(かえり)

JRB赤地紋で、2片式で発行されます。かえり券の方が券番が若いのは、JR東日本の券売機と一緒です。裏面は当然の事ながら高保磁力券で自動改札対応となっております。

なお、係員に券売機故障時には窓口(関東鉄道学園サービスセンター)でこの券を(非常用の手売り券とかで?)発売するんですか?と伺いましたら、JR東日本の自動改札機に対応させるので、それは一切やらないとの事でした。

なお、JRバス関東所有の券売機の機器部分は関東鉄道学園サービスセンターの中にありますので、通常の券売機トラブルの対応は関東鉄道側に委託されていると思われます。


東京駅~つくばセンターの※通常の大人往復運賃は2300円、このきっぷは通常のバス往復運賃よりも安い2000円で、さらに都区内JR線フリー乗車の特典が付いてますので、まさに出血大サービスと言ったところでしょうか?(※10月31日まで発売の「1Week Returnきっぷ」を使えば1700円で往復出来ます。)


さて、24日のエントリでご紹介しました、対抗するつくばエクスプレスの「つくばエクスプレス TOKYO探索きっぷ 」の発売開始に遅れる事わずか1日のこのきっぷ。

「TOKYO探索きっぷ」のつくばセンターからの大人運賃は※2460円、対するこちらは2000円で割安ですが、向こうには高い定時性があります。利用者の東京での行動予定にもよりますが、結果はどちらに軍配が上がるのでしょうか?

(※しつこいですが、「1Week Returnきっぷ」に、「都営交通1日フリー券」を東京で別途購入すれば、1700円+700円=2400円で、「TOKYO探索きっぷ」より60円安くなります。ただし10月31日までですが。)