Netflixオリジナル作品。
予備知識無しで鑑賞。
Netflixオリジナル作品って、自分にレコメンドされる作品は
「クライムもの」「アフター疫病の世界的なもの」が多いのだが
Netflixオリジナル作品の「さぁどうだ、オレは面白いんだぞ」という圧みたいなものがあって
なんとなく、クリックしづらい作品が多いんです、個人的に。
わかってはいるんだけど、Netflixオリジナル作品すべてが面白いわけじゃないし。
特にアニメはダメだなぁ・・・「A.I.C.O」だっけ?
あれは頭悪い作品だったよなぁ。
あ、脱線してしまった
「ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから」なのですが
こういうハイスクール作品を観るたびに、オレは高校生の時何をしていたんだだろう、と
いつも後悔してしまうのだ。
恋愛にしても、勉強にしても、人間関係にしても
もっと、ちゃんと経験しておけばよかったなぁって思うのだ。
アメリカの田舎の高校生たちのお話で、
冴えないフットボールチームの冴えない男の子が
校内で代筆業を営む中国系の女の子エリーにラブレターの代筆を頼むところから
物語はゆったりと進む。
ラブレターの宛先は校内一の美人、アスター。
実はエリーはアスターに密かに憧れていたのだ。
切ない三角関係が丁寧に描かれていて、観ていて心地よい。
どこか悲しくて、苦しくて、優しい時間がこの作品を満たしている。
誰かを好きになることは、自然なことで、間違いや迷いなんてない、
高校生のときにそのことを知って受け入れるのは、難しいと思う。
誰かを傷つけたり、自分が傷ついたりしながら気づいていくことだから。
そんなことを考えさせられる作品。
みんな未来を見つめている。そういうところも好き。
僕は、トイレで鏡越しにアスターがエリーを見ている視線の感じが
とても良かった。