戦後70年、沖縄の戦争はまだ終わってない! 映画「うりずんの雨」 | すがちゅあ~んのブログ

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第89回キネマ旬報文化映画ベストテン第1位、2015毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞受賞のこの作品、まさに、2015年のドキュメンタリー映画のナンバーワンという映画「沖縄うりずんの雨」を見ました…

この映画は、ホント凄かった… こんな充実した、見応えあるドキュメンタリー映画には、初めて出会った気がします…

戦後70年で作られた映画なのですが、まさに、これが沖縄の真実… 沖縄は、ハッキリ言ってまだ戦後じゃないんですよね… 沖縄では、戦争は全然終わっていない… これは、沖縄に住んでいる方々にしかわからないと思いますね…




沖縄の過去、そして沖縄の今、さらに言えば沖縄の未来もかな… すべてを、この映画で知ることができます… これが沖縄なんですよね~

特に、1945年4月1日にアメリカ軍は沖縄本土に上陸して、6月23日(現在の慰霊の日)までの12週間にわたる「沖縄地上戦」ですね~ 日米の元兵士の話は、ホントに衝撃的、ビックリすることばかりでした… そして、いまだかつて見たこと無い、アメリが軍の記録映像の数々… いやあ~、悲惨の一言です…

そして、アメリカ軍による沖縄占領政策、米軍基地建設、平和を求める反基地闘争… なんか、もう、言葉にできないって感じのことばかりです… 70年もの間、「差別」との戦いだったんでしょうね…

読谷村でのチビチリガマ集団自決(集団強制死)の証言や、米軍兵士による性暴力の実態など、ホント凄い内容でした… 戦争あるところに慰安婦は必要だったという話に、女性兵士への同僚による性暴力という実態も…

沖縄の人たちの深い失望と怒り、個人的には、どのように受け止めて、自分の中でどのように処理したらいいものか、まったくわからなくなってしまいました…




Yahoo映画の作品解説より
『映画 日本国憲法』などのジャン・ユンカーマン監督が、太平洋戦争で多大な犠牲を払い、戦後も平和を求めて声を上げ続けている沖縄の近代史を見つめたドキュメンタリー。血で血を洗う争いが展開された沖縄戦の真実をはじめ、アメリカ軍占領期から現在に至るまでの沖縄の歴史を、『沖縄戦』『占領』『凌辱』『明日へ』の4部構成で描く。戦後70年を経てもいまだにさまざまな問題を抱える沖縄の現実を浮き彫りにしている。






沖縄の人たちにしかわからない「終わらない戦後」、わたしたちは、どのように向き合ったらいいんだろう… そんなことを問われている映画なんだけど、何も答えに出てこない自分がいるんですよね… とりあえず、こういう映画を通して「本当の真実」を知ることから初めて…

う~ん… この後はいったい、何ができるのだろうか…