十文字レポ⑦ 最後に見たのは、キネマ旬報ベストテン第1位 映画「恋人たち」 | すがちゅあ~んのブログ

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四半世紀(25年)を迎えた今年の「あきた十文字映画祭」、最後に見たのは、今年のクロージング作品となった橋口亮輔監督の映画「恋人たち」です!

2015年のキネマ旬報「日本映画ベストテン」の第1位になった作品ですね~ この作品がどうしても見たかったということもあり、今年は、ここまで頑張って見てきたという感じです…

今回、ゲストとして登壇してくれたのは、橋口監督作品には絶対に欠かせないという撮影監督の上野彰吾さんです! 映画上映後のトークアウトでも、結構な長時間、この映画のことを語ってくれました… とてもお話が上手な方で、ビックリしました…(監督さんの代わりだったのかもしれませんが、上野さんで十分でしたね~)




さすが、キネ旬第1位の映画でした… とにかく、凄い映画でした… 日本アカデミー賞で選ばれる映画とは、全然違うんですけど、とにかく凄い… 最後に出てくる「恋人たち」という題名がでてきたときは、ちょっと震えちゃいましたね…(ゾクッとしました)

ハッキリ言って、好みの分かれる作品ですよね? わたしは、自分のお気に入りベスト10に入れるかというと、そうではないかもしれない… でも、とにかく凄いと思わせる力のある作品でした…

好感が持てるのは、完全に橋口監督のオリジナル脚本ということと、自分自身のワークショップで1年以上も鍛え上げた新人俳優さんたちの熱演というところでしょうか? 数々の映画賞で新人俳優賞を受賞している篠原篤・鳴嶋瞳子・池田良の3人は、ホント凄かったな~ 個人的には、成嶋さんの痛々しさ、なんとも言えないモノがありました… 脇を固める豪華(というより、かなりの演技派?)な俳優さんたちの快演も凄かったけどね…

それでも、人は頑張って生きていかなきゃダメなんだよね~ かなり、見ていて辛くなっちゃう、重いメッセージだったと思います… 生きていくって、ホント大変なことですよね…




Yahoo映画の作品解説より
『ハッシュ!』『ぐるりのこと。』などの橋口亮輔監督が、それぞれに異なる事情を持つ3人の男女の物語をつづる人間ドラマ。自分に興味を持ってくれない夫と気が合わない義母と生活している女性、同性愛者で完璧主義の弁護士、妻を通り魔に殺害された夫を中心にストーリーが展開する。人の感情を丁寧にすくい取った橋口監督の演出に期待。





今年の「あきた十文字映画祭」、ホントに充実したラインナップでした… 1日券2枚(3000円×2=6000円)で7本の映画が見られるお得さも最高ですし、監督さんや脚本家さん、撮影の方からプロデューサーまで、映画に関わるいろんな方の思いを知ることができて、大満足の2日間でした…(お客さん側からの質問も、どんどん出てくるのにはビックリだったなあ~ 秋田県民の質、ちょっと変わってきたのかな? わたしには、ちょっと無理だけどね…)

もう、来年の映画祭が楽しみでしかたなくなっています! 来年は、どんな作品に出会えるのか? どんなゲストさんが見られるのか、ホント楽しみです!