十文字レポ⑥ この作品は、なぜに大コケしたのか? 映画「この国の空」 | すがちゅあ~んのブログ

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あきた十文字映画祭レポート、再開です! その⑥になります! この映画祭、6本目に鑑賞したのは、脚本家でもある荒井晴彦さん、監督としての2本目の映画「この国の空」です!

戦後70年ということで作られたこの作品、二階堂ふみさんのちょっと過激な大胆シーンがあるということでも話題になっていた作品で、わたしも、かなり気になっていた作品です…

当日は、監督・脚本の荒井晴彦さんと、プロデューサーの森重晃さんの舞台挨拶もありました… まずは、荒井晴彦さんの読売文学賞戯曲・シナリオ賞のお祝いコメントからスタートしたのですが… 本人や森重プロデューサーからは、脚本はこのように賞をもらっているのに、映画の方はまったく人が入らなかった(つまり、大コケした…)という自虐の言葉が返ってきちゃいました…

シナリオは良かったのに、なぜ、お客さんは入らなかったのか? 上映後のトークアウトでは、こんなテーマでの話し合いになってしまいました…




荒井晴彦さんと言えば、「共喰い」「海が感じる時」「さよなら歌舞伎町」「戦争と一人の女」「ヴァイブレータ」など、ちょっとエッチ系の物語の脚本家ですよね~(大好きな作品、話題になった映画ばかりという感じなんだけど…

監督としては、「身も心も」以来18年ぶりなんですってね… 今回も、根岸吉太郎監督にも監督をお願いしたらしいんですが、断られちゃったみたいですね~(まさか、これが大コケの原因?)

長谷川博己&二階堂ふみのコンビに関しても、監督さんの思い描いた俳優さんでは、なかったみたいですね… 今、大人気の西島秀俊さんとか、門脇麦さんなんかの名前があがっていたみたいですね~(エロスを追求する監督さんには、「脱ぎ」のない映画はダメだったのかも… 二階堂ふみさん、かなり頑張っていたんだけどね)

ネット上では、「つけ脇毛」のことも載ってましたね… 戦争当時は、脇毛処理なんかしてないはずだという監督の要求に、工藤夕貴さんはオッケーだったのに、二階堂ふみさんは激怒して大変だったとか…(工藤夕貴さんのあのシーン、かなり違和感ありました… これが原因かもな~)

会場からは、もう少しユーモアが欲しかったとの声がありましたね… 確かに、ちょっと地味すぎる印象がありました… トークアウトで受け答えをしている監督さんを見てると、やはり、ユーモアセンスという意味では、ちょっと足りないのかもな~(脚本は、お上手なんだけど…)

もう少し、戦争当時の激しい描写があってもよかったのでは?という声もありましたが、賞をもらっているシナリオですから、今回の映画のテーマとしては、悪くなかったとは思うんですけどね~(あそこまで脱いで頑張った二階堂ふみさんの、脱ぎ損作品だったかもな~)




Yahoo映画の作品解説より
『ヴァイブレータ』などで知られる脚本家の荒井晴彦が『身も心も』以来17年ぶりにメガホンを取り、芥川賞作家・高井有一の谷崎潤一郎賞受賞作を映画化。終戦が間近に迫る東京を舞台に、19歳のヒロインが妻子を疎開させ一人で暮らす隣人男性の身の回りの世話を焼くうちに、女性として目覚めていくさまを描く。






今回の「あきた十文字映画祭」のトークアウトでは、会場フロアからのご意見が、次々と出されましたね~ あんなところで「手を挙げて発表」できる人すごいな~って思います… わたし、子どもの頃、手を挙げて発表するなんてこと、まったくできない子だったしね~ なかなか手強いお客さん、多かったな~ 監督&プロデューサーさん、タジタジでしたね…(なんか、ちょっと可哀想な感じでしたよ)