今、巷で話題の25歳… カンヌ国際映画祭で、審査員特別賞を受賞した映画監督グザヴィエ・ドラン… とうとう、彼の作品を見てしまいました…(見てしまいましたって事ないか…) 若き天才監督の映画、とにかく凄かった… ビックリした…
母親の息子への愛は「永遠」に続く… 映画「Mommy マミー」です!
母親と息子の物語としても、かなりの衝撃ではあったんだけど、なんと言っても印象的だったのは、かなりの縦長にしか見えない1:1のアスペクト比の画面… たぶん、こんな画面で映画を見たのは、生まれて初めて…
母親の息子への愛… 普通の家庭・普通の親子であれば、「無償」であるとか「永遠に続く」であるとか、そんなのは当たり前のことだと思うんだけど… どこの家庭でも、いろいろな葛藤があったり、愛せなくなっちゃうような事情があったりするんですよね…
ネタバレになっちゃうので、これから見る予定の人、気を付けてください…(見ない方がいいと思います)
今日は、ごめんなさい… ネタバレしちゃいますね…
とにかく、見ていて辛くなっちゃうような、同情したくなってしまうような、そんな問題児の息子をもつ母親… 架空の国カナダ(?)で起こる話… S-14法案の成立が、母親とその息子の運命を大きく変える…
その法案というのは、発達障害児を持つ母親が、経済的困窮や身体的・精神的危機に陥った場合は、養育を放棄できるというもの…(う~ん、そうだったのか…)
そんな、親子の閉塞感を表しているのが、1:1のアスペクト比という独特な画面なんですよね~ その画面が大きく広がる場面があるんですよね~ その瞬間の感動は、忘れられないんですよね…(ま、このまま終わらないんだけど…)
もう、完全にグザヴィエ・ドラン監督の魔法(マジック)ですよ! その世界に夢中になっちゃうんだよね~(結局、そのまま2回続けて見ちゃったんだけど)
Yahoo映画の作品解説より
『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』などのカナダの俊英、グザヴィエ・ドラン監督が母と息子を題材に描く人間ドラマ。架空のカナダを舞台に、型破りなシングルマザーと問題児の息子、そして隣人の女性が織り成す人間模様を映し出す。『マイ・マザー』などのアンヌ・ドルヴァルが母親を演じ、息子を『わたしはロランス』のアントワーヌ・オリヴィエ・ピロンが熱演。
1:1の画面っていうことは、正方形って事ですよね? 画像は、確かに正方形に見えますね~ 映画で見ると、かなり縦長に見えるんだけど…
息子のいろいろにも、たまには母親のいろいろにも、かなり頭にきちゃう場面、見ていて不快になるシーンも多いんだけど、なんか魅力的で、もう1回見たくなっちゃう映画、それが25歳、若き天才グザヴィエ・ドラン監督なんですね~