あ、ちなみに「しったげ どでした~」というのは、ダイハツのCMでも見たことある人もいるかと思いますが、秋田弁で「ものすごくビックリした」という意味の言葉です…(見たこと無い人は、こちらの動画をどうぞ!)
映画「ザ・トライブ」の衝撃に戻ります… なんと、この映画、セリフは一切ありません… ろうあ者が主人公の映画なので、会話はすべて「手話」になります… しかも、字幕などストーリーを説明するモノまで一切ありません… さらに、BGMのようなものまで一切ないんです… 132分、完全沈黙の映画なんですよね~
この静けさ、かなり耐えがたきモノがあります… ものすごい怖さも感じます… 映画の内容は、見ている側が想像するしかありません… かなり集中力が求められます…
しかも、スクリーンの中では、過激な暴力と「性」が描かれます… 後で知ったのですが、この映画R18指定でした… ろうあ者の学校の寮(寄宿舎)のようなところが舞台になっています。激しいいじめがあります。禁断の恋まであるようです。無音の世界のなかなんだけど、映画のストーリーは、ある程度想像できちゃうのが不思議です…
見終えた後に「予告編」を見たら、ヒントというか、ネタがわかるようなものがありました… これから鑑賞の予定がある人は、何も知らずに見て、大きな衝撃を体験するか、ある程度の知識をもって覚悟してみるか、どちらかですね…(我慢強い人は、何の予備知識もなしで見てみるといいかもしれません… 気の弱い人や女性の方々には、見てると辛くなるシーンや、ドキドキしちゃうシーンがあることも、知っておいた方がいいかもですね…)
無音の中で、人が叩かれる・蹴られる音だけが響くって、なんかすごいっすよ… もちろん、男女の営みを、二人とも無音のまま行っているのを見るというのも、なんか不思議な体験ではあるのですが… ま、でも、こういう体験は、今回だけでいいかな?という感じです…
Yahoo映画の作品解説より
第67回カンヌ国際映画祭で批評家週間グランプリなどを受賞したほか、世界各国の映画祭で話題となった全編手話によるウクライナ発の衝撃作。全員ろうあ者の登場人物たちが、愛と憎しみが渦巻く寄宿学校での驚がくの物語を全身を使って語り尽くす。ウクライナの新人監督ミロスラヴ・スラボシュピツキーが脚本も手掛け、新星のグリゴリー・フェセンコとヤナ・ノヴィコヴァが主人公を熱演。かつてないインパクトを与える構成に魅了される。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151208/21/sugachan311/7c/a6/j/t02200161_0450033013506305708.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151208/21/sugachan311/50/c7/j/t02200133_0800048413506305709.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151208/21/sugachan311/2b/01/j/t02200152_0676046713506305710.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151208/21/sugachan311/1f/8b/j/t02200152_0676046713506305711.jpg?caw=800)
1分1秒たりとも目が離せないというのは、こういう状態なのかもしれませんよね…(字幕を見逃したどころの騒ぎではありません)
まったく何を言ってるのかわからない字幕なしの外国語版を見ている状況と似ているのかもしれませんが、音楽もないし、言葉の雰囲気から感情が伝わらないというのは、厳しいですよね… ただ、ろうあ者が感情を爆発させてるときの「息」とか、「激しい手話」なんていうのも、かなり印象に残る作品だったかもしれません…
ま、とにかく、この映画「しったげ どでした~」でしたよ!