秋田市出身の映画監督・佐藤快磨さんの作品です! 2013年の秋に、全編秋田市でロケをした映画。ぴあフィルム・フェスティバルでの映画ファン賞&観客賞など、数多くの映画祭で賞をもらい、釜山国際映画祭にも出品された作品。今回が初めての凱旋上映という形になったようです。
上映前の舞台あいさつや、上映後のトークアウトでは、監督の佐藤快磨さん、主演の堀春菜さん、細川岳さんが登壇して、撮影秘話等を話してくれました。
この3月に高校を卒業したばかりの堀春菜さん、初々しくって可愛らしかったですね~(ま、ある意味、ぐだぐだでしたが… 笑) 撮影から1年半過ぎての、久しぶりの秋田だったようですが、スクリーンで見る彼女とは、全然印象が違ってましたね… 撮影当時は、本当に初めてのことばかりで不安だったみたいですが、今は女優さんとして頑張っているみたいです! 彼女に比べて、キャプテン役の細川さんは、かなり落ち着いた感じ… お話もとても上手でしたね~
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秋田南高校サッカー部出身の佐藤監督。当時の恩師や指導者、仲間たちに見守られての上映は、感慨ひとしおだったようですね~。3年の冬ではなく、夏での引退を決めた自分に対して、他の部員たちが一生懸命に引き留めてくれたという経験を映画にしたものだと言うことを教えてくれました。進学校にいて部活をしているみんなにとっては、苦渋の決断というヤツですよね…
また、当時のマネージャーに取材して、彼女がどのくらい細かな作業をしていたのか、初めてわかったことなども含めて、自分自身のサッカーへの未練、ということが描かれた作品だったようですね…
若さゆえの葛藤が、もの凄く深く描かれていたので、かなり重い作品になってます。ここが自主映画らしいところだったかもしれませんね。商業映画では、なかなかここまで描けないものだったかもしれません… 自主映画の上映会は初めて、というウチの奥さんは、「すごく難しかった… 沈黙が続くような場面が多くて、初めは何が言いたいのか全然わからなかった…」という感想を話してましたね~
当日配布のパンフレットより作品解説です!
夏の大会で敗退したサッカー部。3年生マネージャーは例年そこで引退するが、菜津(堀春菜)は冬の選手権まで残ることをキャプテンの豪(細川岳)と奪い合う。しかし周囲には理解されず、豪もチームメートからの信頼の無さが浮き彫りになっていく。2人の周りの景色は次第にズレていった。若さゆえに上手くいかないもどかしさ、悔しさを正面から描いた意欲作。
監督は、秋田県出身の佐藤快磨(さとうたくま)。ぴあフィルムフェスティバルにて、映画ファン賞&観客賞のW受賞。釜山国際映画祭出品。ヨコハマ・フットボール映画祭 最優秀作品。福井映画祭 長編部門審査員特別賞など数多くの賞を受賞。
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ウチの子どももサッカーをやっていたのですが、ほとんど試合には出ることができなかったのですが、中学3年生の最後の大会の準決勝、舞台はこの映画と同じ八橋陸上競技場だったのですが、最初で最後の先発出場をさせてもらったんですよね… 忘れられない思い出です… 舞台裏というか、競技場内のロッカー室なんかも映し出されて、ちょっと感動的でしたね~
って言うか、知ってる景色がスクリーンで見られるというのは、ホント嬉しいことです! 次回作も、ぜひ秋田で撮影したいという話もしてましたし、秋田人が活躍するのはホント楽しみです!
素敵な映画でした! これからも、上映会の輪が広がることを期待しています。 あ、個人的には、堀春菜さんの今後の活躍にも期待してますよ!