沈黙のエンドロール… これ、泣いたって許されないです! 映画「子宮に沈める」 | すがちゅあ~んのブログ

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この映画、一応2回も見ました… 結末を知っていた2回目は、一応、落ち着いてみることはできたんだけど、題名を知っているだけで、どんな内容の映画なのかという予備知識も無く見てしまった1回目は、無責任な母親に対して、怒りしか出てこない映画でした… ホント辛かった… というか、可哀想で仕方なかった…

映画「終わらない青」映画「体温」の緒方貴臣監督の3作目、映画「子宮に沈める」を見たのですが… もう、この監督は、問題作と言われるものだけを世の中に発信するといった人ですね… こだわりが、もの凄く強い方なんだと思います…(その姿勢は、ホント大切なことだとは思うのですが…)

わたしのように、予備知識も持たずに、とりあえずは見てみようと考えてる方は、ここからは見ないでください… 予告編なんか絶対に見ないで、映画を見てください… かなり、衝撃を受けると思います… ま、それが、いいことかどうかは、何とも言えませんけど…




「沈黙のエンドロール」なんて、格好良く書いちゃいましたが… この映画には、音楽なんてものはまったくありません! 衝撃的な物語が淡々と映し出され、ラストには、いきなりエンドロールが流れてきます… 最後まで、ずっと沈黙… 約1時間半、一つの部屋の中で起きる「お話」なんです…

母親は、自分のしてしまったことに対して、後悔の念から、最後は大泣きをするのですが、そんなことで当然許されることはありません… この映画、2回も見ましたから、彼女が一生懸命、子育てをがんばろうと努力しようとしていたこともわかります… 誰かに相談したり、協力して貰ったり、できなかったんでしょうかね… ホント、残念な結末でした…

2人の子どもたちが本当に可愛らしくって、そのことも怒りに繋がるんですよね…(実際の姉弟みたいですね) お母さんが帰ってくることを信じて、ずっと待っていたお姉ちゃんは、本当に一生懸命生きようとしたし、泣くことしかできなかった小さな弟も、必死に生きていたはずなんですよね…




Yahoo映画の解説より
『終わらない青』や『体温』の緒方貴臣が監督と脚本を務め、社会問題となっている育児放棄に至るまでの母親の心理に迫る衝撃作。若くして2児の母親となったシングルマザーが、次第に社会から孤立し追い詰められていく悲劇を見つめる。母を信じて疑わない子どもたちの無垢(むく)な瞳が映し出す、現実社会の冷酷さや無慈悲が招く厄災に言葉をなくす。





映画のあらすじを知ってしまうと、完全にネタバレになっちゃう映画です… 予告編なんか、まさにです… 実際にあった育児放棄事件をベースに作られた映画のようです…

緒方貴臣監督の1作目「終わらない青」では、父親からの虐待や自傷(リストカット)などが描かれていて、「この作品を見ることによって、そういう事件が減ることを願う…」というメッセージはあったのですが… 今回もそういう意味では、児童虐待や育児放棄などの社会的事件を根絶したいとのメッセージ的映画なんだろうけど…

う~ん… どうなんだろ?

そんなことのない世の中にはなって欲しいとは、わたしも願ってますが…