桜の季節に見ようと思っていた映画シリーズ第２弾。バラエティタレントというイメージが強い臼田あさ美さんが主演の映画「桜並木の満開の下に」です。（オフィス北野の映画だとは知らなかった…）
前日に見た映画「桜、ふたたびの加奈子」に引き続き、こちらも相当哀しい映画になっています。桜の季節って、結構哀しいってことか！
最愛の男性を事故で亡くしちゃうって話… しかも、震災の影響で、町工場も窮地に追い込まれるって話… かなり、重みのある映画… 臼田あさ美さんが、しっかり女優をしていたのが好印象！ どちらかと言えば気が強さそうな女性で、苦手なタイプではあったんだけど、なかなか良かったです！
同じ職場で働く、そして、事故を起こしてしまった男性を演ずる三浦貴大くんが、なかなか良かったです… 恋愛に進んじゃうのは、ちょっと余計な感じだったけど、ま、これが定番って感じでしょうか？（そんな方向に進むのは、容易に想像はできますが… なんと言っても、夫を死なせた男性との禁断の恋ですからね～ そりゃ、まずいっしょ！）
映画.comの解説より
臼田あさ美、三浦貴大、高橋洋の主演で、東日本大震災後の茨城県日立市を舞台に男女の許されざる恋を描いたドラマ。震災後の日立市のプレス工場で働く栞は、同僚で夫の研次と幸福な日々を送っていたが、作業中の不慮の事故で研次が他界。事故を起こした新人の工を恨むが、献身的に許しを請う工の姿勢に心が揺らぐ。やがて事故の原因が工になかったことを知った栞は、次第に工を受け入れるようになるが……。
幸せな結婚生活が、たった一度の事故で終わってしまう… かなりの悲劇ですよね～（ま、だからこそ映画になるのでしょうけど） その原因を作ってしまった彼が、同じ職場で働いている… 彼女の願いは、「すぐにでもわたしの前から消えて欲しい」… でも、震災の影響で危機状態の町工場では、彼の技術は絶対に必要不可欠… そんな厳しい毎日の中で、とにかく一生懸命生きようとしている臼田あさ美さんが、けなげでした… ま、そういう意味では、三浦貴大君はもっとけなげですけど…
「桜」の物語と言うよりは、震災の影響の方が気になっちゃうお話でした… こんな小さな町工場で生きていくって、ホント大変なんですよね～ 今こうやって忙しいけど、仕事ができる、生きていける幸せを感じることのできた映画でした… 苦手だと思っていた女優さんにも、苦手だと思っていたジャンルの映画にも、チャレンジしてみようかと思っちゃいました… 前向きになれる映画として見ることができました！