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アラサーとかアラフォーとか、ちょっとだけ年齢を重ねてしまった女性にとっては、こんな究極の選択に悩んだ方も多いのでは?
同年代のいい男、5年もダラダラと付き合っている仕事のできる男(イヴ・モンタン)、好きで好きでたまらないのだが、彼からはけして結婚という2文字は出てこない… どうも、若い愛人の気配まで感じる…
自分のことを大好きな若い男(アンソニー・パーキンス)、なんだかちょっと物足りない年の離れた男、でもわたしには夢中になってくれる…
さて、どちらを選んだらいいものなのか?
allcinemaの解説より
平凡な生活の中にある女性の幸福を描いた恋愛ドラマ。F・サガンの小説『ブラームスはお好き』の映画化で、監督のリトヴァク自らのプロダクションでフランスで撮影された。
トラック販売会社の重役ロジェ(モンタン)と5年越しのつき合いの室内装飾家のポーラ(バーグマン)は、なぜか未だに結婚に踏みきれないでいる。ロジェには他にも遊び相手がいるようで気を揉むポーラだが、互いに束縛しないという不文律が二人の間にあるため、あからさまに嫉妬を表にも出せない。
そんな時、ロジェから紹介された取引先のアメリカ人の一人息子フィリップ(パーキンス)の若い情熱にほだされ、彼との同棲生活に入るのだが……。
だいぶダラダラとしたメロドラマだが、母性本能をくすぐる青年の一途さをパーキンスがよく表現し、フラれて雨の中を一人立ちつくす場面などは実に絵になっている。
原作題通り、ブラームスの交響曲第三番、第三楽章の甘美なメロディが様々なアレンジで効果的に場面を繋いでゆく。
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女優イングリッド・バーグマン。正直、お名前だけは知っているが、作品はあまり見たことはないのかも… ビックリするほど、素敵な女優さんでした… 恋に悩む中年女性という役なので、ちょっと痛々しい場面もありますが、最高でした… 涙が印象的でした
渋いイヴ・モンタン、若々しいアンソニー・パーキンス、どちらもよかったですよね~ 自分だったら、あんな若造には惚れないだろ?って思っちゃいますが、女性の気持ちはよくわかりません… そんな心情も、よく描けていた素敵な映画だったと思います。
何と言っても、モノクロなんだけど、パリの美しいは堪能できるし、音楽が最高でした… どこかで聴いたことのあるような音楽(有名なのかな?)でしたね… 映画の雰囲気にバッチリあってました…(あ、解説にブラームスの交響曲って書いてるじゃない… なんか、素敵なジャズの曲もありましたけど)
今はやりの映画もいいけど、こういう名作もなかなか良しですよね~ 来週は「月の輝く夜に」、その次の週は「情婦」「キャリー」とまだまだ続きますよ~ 見逃されませんよね~