あれ? なんか雰囲気が全然ちがう… オシャレな映画じゃ、ない! だって出てくるのは、その昔は美しかったと思われる「おばあちゃん」ばかり… 2003年の日本映画「ぷりてぃ・ウーマン」っていうのを見ました…
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静岡県藤沢市に実在する、平均年齢80歳のおばあちゃんたちの劇団「ほのお」をモデルにした映画です。
ちょっと元気がよすぎるよね……と思うようなおばあちゃんたち(淡路恵子・風見章子・草村礼子・正司照枝・イーデスハンソン・絵沢萠子・馬淵晴子の7人、当時の平均年齢68歳!)が登場します。
映画.comの解説より
実在するおばあちゃん劇団をモデルに、芝居に第二の人生を見出した老女たちの奮闘ぶりを活写したコメディ。監督は「ショムニ」の渡邊孝好。
町の集会所で暇をつぶしている老人会“ともしび会”のリーダー的存在である葵(淡路恵子)は、市民サークルの発表会で芝居をやることを決意。仲間の梅子、幾代、ジェーン、琴江、小夜、頼子と共に“劇団ともしび”を発足させると、東京で挫折して里帰りしていたシナリオライターの孫娘・加奈子(西田尚美)の鞄の中から見つけたシナリオ『夕空、晴れて』を勝手に持ち出した上、強引に加奈子を巻き込んで演出までさせる。
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パワフルなおばあちゃんたち、見ているだけで楽しいし、元気になります…(身近なところにいたら、ちょっとウザいくらいの存在感かもしれませんが…)
全員素人の、高齢のおばあちゃんたちの劇の発表会ですから、そりゃ問題だらけなんですよね~ いろんな意味でまわりにも迷惑かけっぱなし… 台詞は覚えられないので、台詞に夢中になったら動けないし、動きに夢中になったら台詞出てこないし…
主役級のおばあちゃんが、亡くなっちゃったりするような事件も起きたり… 周りの大反対もありながら… なんとか発表会にこぎつけるわけです…
強引なおばあちゃんによって、劇団の指導を任せられる孫娘・西田尚美さんだけが、唯一の若者みたいな映画になってます。シナリオ・ライターとしてがんばっていた彼女が、挫折して田舎に戻っていたという設定なんだけど、彼女の人生にとっても、おばあちゃんたちの存在って大きなものになっていくんですよね~
ある方のブログにも書かれていましたが、劇中劇が効果的で、映画の中で、おばあちゃんたちのステージを見ている観客と、映画を見ている私たちが一緒になって、ほろりと涙が出てしまいます。ここが、この作品の魅力なのかもしれません。(こんな映画でも泣かされる自分が、どうかと思うんだけど…)