この映画、２年前の『あきた十文字映画祭』で見た映画です。（正直、内容はほとんど忘れかけているのですが…） 最近では、話題の日本映画が主になっている十文字映画祭ですが、その年のラインナップには、ペルー映画「悲しみのミルク」 韓国映画「ハーモニー 心をつなぐ歌」 そしてイラン映画「彼女が消えた浜辺」と、バラエティーに富んでましたね～
その当時は、ブログを書いていなかった（その映画祭をきっかけに書くようになった…）ので、この映画の感想をまとめてはいなかったこともあり、今回のイランつながりでのブログアップになります。
何と言っても特筆すべきは、主演女優が「チキンとプラム」に出ていたゴルシフテ・ファラハニさんだと言うことと、この映画の監督さんは、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「別離」の監督さんだと言うことですね。この作品でも実は、ベルリン映画祭の銀熊賞（監督賞）を受賞しているのです。
《ぴあ映画生活より、解説＆あらすじです！》
新鋭アスガー・ファルハディ監督によって描かれた群像サスペンス。イランの都市生活者のバカンスで起こったひとりの女性の失踪を端にした心理劇が、巧みな筋書きと社会背景も取り込んだ現代的な感覚で描かれていく。
カスピ海沿岸のリゾート地で3日間を過ごすためにやって来たセピデー（ゴルシフテ・ファラハニ）とその友人たち。彼女には、今回ある思惑があり、それは離婚歴のあるアーマド（シャハブ・ホセイニ）と、彼女の子供が通う保育園で先生をするエリ（タラネ・アリシュスティ）の出会いの場にしようというもの。だが、事態は思わぬ方向へと進み……。
注目のイラン美女① ゴルシフテ・ファラハニ
今回の主役。ドイツで離婚してきたアーマドに、素敵な女性エリを紹介するため、リゾート地でのバカンスを計画… これが、お騒がせの元になるなんて…
注目のイラン美女② タラネ・アリシュスティ
保育園の先生で独身という設定。主役以上の美女です。実は、ちょっとワケあり… なぜか、突然いなくなってしまう… 彼女は帰ったのか？ 海に消えてしまったのか？
リゾート地でのバカンスに向かう３組の家族… そして、独身の男女２人… 予約していた宿には泊まれず、急遽、浜辺の別荘へ泊まることに… 楽しいバカンス…
だったのだが、ふと目を離した瞬間に子どもが波にさらわれる… パニックになる大人たち… なんとか助け出したのだが、今度は一人の女性がいなくなる… 子どもを助けに海に入って溺れたのか、それとも、黙って家に帰ったのか…
大人たち、醜いくらいの言い争いになる… 「お前が目を離したから…」「お前が彼女を連れてきたから…」「こんな旅行を計画したから…」などなど、とにかくずっとケンカ… 見ているのが、あまりにも辛い…（これは「別離」に通じるものがありますね～）
個人的には、ちょっと苦手な心理サスペンスもの… 結末も、ある意味、衝撃的… まさかまさかの展開に、やっつけられました… イラン映画、見ていて疲れます…