いやあ～、とにかく恐ろしい… ウイルスの感染も恐いが、感染を恐れる人間が、恐怖のあまりに豹変し、暴徒化する姿があまりにも恐い…
「トラフィック」や「オーシャンズ１１」で有名な、スティーブン・ソダーバーグ監督作品です。
マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウインスレット、グゥイネス・バルトロウなど、アカデミー賞受賞者が並ぶ豪華俳優陣の出番も、見どころですね。
映画前半で、あっという間に亡くなっちゃう人もいますけどね～
しかし、ジュード・ロウって、悪い顔（失礼…）してますよね～ いい役者さんです。
接触感染により、ほんの数日で命を落とすという強力な新種のウィルスが、香港で発生。感染は、瞬く間に世界中に広がっていく。見えないウィルスの恐怖に、人々はパニックに襲われ、その恐怖の中で生き残るための道を探っていく…
あまりにも、恐いストーリー。これが、映画じゃなかったら…。もしかして、本当にあり得るかも…という恐怖が、次々と自分を襲ってきます。
実際に、映画の世界ではなく現実でも、ＳＡＲＳや新型インフルエンザ、豚インフルエンザ、鳥インフルエンザ…というように実際に、毎年のようにある意味の恐怖は感じていますよね。マスク着用で街中を歩く人々の姿、もう見慣れてきた感じもしています。
映画後半、ワクチンを開発し、解決への明るい兆しが見えてきたとき、正直、ものすごいホッとできた感じがありました。
「もう、だめか～。このままじゃ、世界中に感染か～」っていう気持ちに、どんどんさせられていくんだけど、人の力ってすごいな～って思わせる瞬間でした。この世の中に、もしかしたら、できないことは無いんじゃないかなって言う希望のようなモノも見えました。
そのワクチン開発には、たくさんの犠牲を伴うことも、この映画で知ることができました。
実際に、身近な場所で、災害やこのような問題が起きたとき、自分はどのような行動ができるのだろうか？そして、あのようなパニック状態に陥らない自信はあるのだろうか？ものすごく、考えさせられました。ま、ここまでひどいパニックでは、絶対に無理ですけど…