成功体験を「イメージを利用して作り出すこと」は、前回書きました。
その成功体験がどんな未来を作り出すのか、想像するとより成功しやすくなります。
 例えば、「夢が叶えば、子どもとの関係がより一層密になり、長く付き合いができるだろう。」「夢が叶えば、保護者や地域の方から、信頼され、尊敬されているだろう。」「夢が叶えば、今よりももっと多くの教師をリードする自分になっているだろう。」「夢が叶えば、本を出版して、有名になっているだろう。」
 このように夢が叶った後の自分を豊かにイメージすることが、夢が実現しやすくなります。
 無意識は、現実とイメージを区別できないので、自分らしく豊かにイメージします。
 ただ、頭で描くだけでは体験として弱く、実現するためのパワフルなエネルギーとしてのやる気を生み出すことは難しいので、イメージを使って繰り返し体験をします。
 この時に利用するのが、タイムラインです。
 床に1本の線をイメージします。現在と未来の位置を2m隔てた場所を決め、現在の位置に立ちます。未来の方向を見て立ちます。
 夢が叶った未来に向かって、努力を重ね、一歩一歩実現していく体験をしたかのように未来まで3歩でゆっくりと動きます。そして、その未来の位置に立ち、夢が叶った時の様子をイメージします。ここが大切です。できる限り具体的にイメージします。
 いつ、どこで、誰と、どのようにしているのかを明らかにします。その様子が浮かんだら、聞こえる音や声を明らかにします。現実に起こったかのように豊かにイメージします。
 豊かにイメージをしていると、次第に感情が湧き上がってきます。その感情を十分に味わいます。(これがイメージによる成功体験になります。無意識は現実とイメージを区別できないので、無意識は現実に成功したのだと錯覚してしまいます。)
 そして、さらに一歩前に進みます。ここは、夢が実現した後の世界になります。
 ここでは、夢が実現した後にどんな世界が待っているのか、創造した世界になります。夢が叶う事が自分にとってどんな意味があるのかもわかってきます。
 
 夢が叶い、未来が変わった時の心地よい感覚を十分味わいながら、現実の方に身体を向けます。これは、すでに夢がかなった自分から、現実を見ることになります。
 現在の自分がそこにいるとイメージし、夢が叶った未来の自分から励ましの言葉をかけます。
かけ終わったら、ゆっくりと現在の位置まで戻ります。
 そこで、現在の位置に入ったら、今度は未来の方をみて、成功した自分ををイメージします。そして、未来の自分から受け取った励ましの言葉を十分味わいます。
 この体験は、未来を先取りし、成功した自分を体験したものと脳を勘違いさせ、その未来の自分からの助言を受け入れながら、やる気をもって前向きに取り組もうとする感覚を味わうことになります。
 これは現実ではなく、イメージによる体験になります。
 しかし、以前にもお伝えしたように無意識は現実とイメージを区別できないので、真実だと錯覚して、言葉を受け入れ、やる気をもって事にあたろうとする自分が現れます。
 未来を先取りできる事は、夢の実現のために努力できる私たちだからできます。
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