ええ、いきなりスパルタですか? | フランス☆ふらふら留学

ええ、いきなりスパルタですか?

フランス残留が決定してしまった最近のワタクシですが、

その流れなのか、今まで

日本語で楽しく会話をしていた彼が

急にフランス語を使う現場に

どんどん私をおいやっています。

いやね

確かにもうすぐ2年になるんだけど、

未だに(一年まえにも書いた気がするけどさ)大嫌いなのが

電話。電話です。


ことの発端はこう。

彼の所有している、パリのアパートの住人が

今月中にアパートを出るという知らせを受け、

不動産やさんに問い合わせたのは先週のこと。

ちょうどそのときに

彼の仕事が詰まっていたこともあったからだろうけど、

そばで楽しく本を読んでいたワタクシに、

あろうことか丸投げで

「あとは○○さん、やっておいてね。」

というではないか。

…告白します。

今までは面倒なことは全部、

私のおうちのことでさえも、

あなたとね、おつきあいしてからというものね、

通訳がわりにそりゃあもう

(いえ今までごめんなさい!って感じなんだけど)

全部全部、お願いしていた私がいけなかった。

おそらくパリに来た1年前が、

後ろ盾もなく、やるにゃ一人でやるしかない!と

いきこんでいたこともあって

フランス語の事務処理能力が

それまでの人生の中でMaximamあったであろうワタクシ、


やっぱり安易な場所に流れるとね、

どんどんどんどんね、

人間スポイルされちゃうのよね。

でもさあ、

フランス語力がほどよく低下してきたところで、

ここにきて、いきなり

谷底に子供をけり落とす母ライオンのように

スパルタ・フランス語の先生となるこたあないでしょう。ううう。

そして、ことを達成しないとモーレツに怒るあたり

もう毎日が阿鼻叫喚の地獄絵図となってきました。

というわけで、ものすごい悩んだ挙句、

Page Jaune で調べた近所のリフォーム業者に

しらみつぶしで電話をかける私。

料理用語でない単語がずらずらと並ぶ世界は、

私にとってはさらに幼児以下のフランス語なので、

電話をかける先々でどんどん迷惑をかける。

間違い電話だ、と切られること2回(女性に多い)、

とにかくきられないように、最初に用件をざざっとまくしたてること1回

(これで地道に聞いてくれる人もいた)、

手をかえ、品をかえ、電話で連絡をとりつつ、

念のためメールまで送る、ココロ逃げ腰の私。

毎回、気力と体力を消耗して、

電話を握り締めるとつい、胃が痛くなってくる始末ですが

自分ちのアパートのひきはらいから、

貸してるアパートの手続きやリフォーム、

挙句の果てに今度住むアパート探しと、

料理用語を卒業したら、こんどは不動産屋用語かい!と

つっこみたくなるような生活になっています。

ノンビリ楽しくやってきた学校を終えた今、

今一番大事なのは、毎日を生き抜くこと

それだけが課題になってきました。


(もちろん、社会的にぶっきらぼうでことが進まないフランスであることも加えて)

全然ことが進まないワタクシ。


たぶん75%脳内フランス人のいる彼がやったら

あっという間のあたりまえで

ものの数秒で終わってしまうであろう事柄

日長いちにち、ほぼ半泣きになって作業する私に

いつか光が差し込むのか?? うえーん。