通院日でした。



ママはハーセプチンをやめようかどうしようか迷っている。



寛解状態である現在、
有機ゲルマニウムをすすめてくれた教授も、
水薬のおかざき先生も、
「やめるべき」
だとアドバイスしてくれた。



それでも迷いの心があるということは

まだ 有機ゲルマニウムもベンズアルデヒドの水薬も信じきれてないところがあるんだと思う。
この寛解状態はハーセプチンによる治療効果だと受け止めている気持ちが心の50%以上を占めているんだと思う。


わたしもそう。



そして、有機ゲルマニウムをすすめてくれた教授も、おかざき先生も、
ハーセプチンという治療薬をよくご存知ではない。
両先生とも、「分子・・標的薬? え? なにそれ?」
みたいな感じだったから
簡単に説明したら、
「でもそれって化学療法なんでしょ?」
って。
じゃぁ やめたほうがいいよ。

と。

やめたほうがいい。

それは分かる。

体にいいものじゃないもん。

ハーセプチンって牛の脾臓からできてるんだって。
(もちろん牛の脾臓成分を抽出して化学物質をいろいろプラスしてるんだけど)


動物性のものを食べないように食べないようにと制限して生活してるのに
牛の脾臓成分を点滴するなんて
腑に落ちない話だ。




でも、効果のある治療薬であることはよーーく分かった。


有機ゲルマニウムも、ベンズアルデヒドの水薬も使ってないひとも
ハーセプチン投与で癌が縮小したり、腫瘍マーカーが下がったりしてることは
病院の治療データの中にはたくさん存在するはずだし、そんな話も実際聞くし、
ブログでも「マーカー下がった」「CTで腫瘍が見えなくなった」ということを見かける。
効果があるのは当たり前のことなんだ。

それだけハーセプチンには力があるのだ。


ただ、化学療法であるハーセプチンには
力があっても、一時的にしか力は発揮できないので
そのうち癌細胞を抑えきれなくなってくる。


ハーセプチンにずっと頼ることはできないの。




いつか必ずハーセプチンを卒業しなくては。





副作用が少ないとはいえ、
体に害がないとは言えないハーセプチンをはやく卒業して
尚且つ、癌を抑え続けるのが理想。
そのために水薬やら有機ゲルマニウムなのだ。








でもね、



たぶんいま
「ハーセプチンやめさせてください。しばらく休薬して無治療で様子みます」
なんて言って無治療を決め込んだとしても
(おそらく主治医は猛反対するだろうけど)

「あー、肩が痛い。骨に転移してるんだきっと。
ハーセプチンやめたからだ。」

「あ~なんかお腹がでてきた。腹水だ。ハーセプチンやめたからかなぁ。。」

とママは勘ぐりまくるに決まってるので
今より不安な生活になる。
それは精神衛生上ぜったいよくないし、それこそそのストレスは体に害なんじゃないか。




というわけで
「あ~ハーセプチンやめようかどうしようか」というママに

ハーセプチンをやめたときの心境を想像してもらって、

やめてもだいじょうぶだと精神的に余裕がでてきてから
やめたらいいよ

とは言っておいた。



そんなときが来るのか、来ないのかは別として

やっぱり本人の気持ちは一番大切で

まわりの人間が

「化学療法は体に悪いからやめたほうがいいよ」 とか
 
「水薬さえ飲んでればだいじょうぶだから」 とか

「あの人もこう言ってるから」 とか

「あの人は無治療でも元気だから」 とか

軽々しく言えるものではないよな。


やはり、本人の心がちゃんと信頼したもので納得して準備をととのえて慎重に進んでいかないとな~。







でも、一応

主治医には

「ハーセプチンをやめて無治療にすること」についての意見を伺ってみた。


主治医は一言「怖い!」だった。


・・・納得(笑)



そういえばママが1月に気管支拡張症で入院したときにとったCTは

肝臓のほうまで撮れているかもってことになって

いまさらだけどCTの画像を見てもらった。

さらに エコーでも見てくれた。

肝臓にあった腫瘍はなくなってる。


エコーの画像を印刷してみせてくれたんだけど、

腫瘍があった肝臓の一部はえぐられたような形になっていて

そのえぐられたような部分は繊維の塊になっているらしい。


へぇ~




主治医「いまは癌細胞は眠ってる状態だから。このまま眠らせておきたい。」


ママ「癌細胞、起こしたくないー!」


主治医「うん、まぁ起こしてしまうきっかけっていうのは・・ ストレス・・

いや、きっかけが何かっていうのはハッキリしてないんでね~

何がとは言えないんですが、

まぁ 楽しく過ごしてください!」



というようなやりとりをして


それから

主治医の患者さんには

転移をしてる患者さんで

ハーセプチンだけでボチボチやってるひとはママを含め3人だけ らしい。

それと、わたしと同じぐらい若い患者さんもいてその方は脳に転移をして2年、

経口薬でボチボチやってるらしい。おそらくその経口薬ってのはタイケルブのことなんでしょうよ。

ほんとは無治療にしてあげたい。でも怖い。って言ってた。




あと、6月にフランスに行ってくるよ ってはなしから

主治医の旅行の話や、友人のフランス人が土地を売りたいとか言ってる話やら

おみやげ何がいい?って話をして

診察は終了。



そしてハーセプチンを投与して今月の通院は終了した。