恥ずかしすぎる!?~中華泥棒たちのありえない結末に迫る!(2)~(中国)_ヘンテコニュース
皆さん、こんにちは。北京で暮らしている、 ”まん・げんこ” です。
ヘンテコニュース
(中国の最も恥ずかしい泥棒たち2)
中国最糗的小偷儿们2
(ヂョングゥオ ズゥイ チィウ ドゥ シャオトゥオルメン 2)
~中国伝説の泥棒たちの、ヘンテコストーリとは?~
さて、前回のBlog では、”中国の泥棒(スリ)達の技術がいかに高いか?そして、その理由はどうしてなのか?”を、説明させて頂いた。
<前回ブログ>
(民衆に捕まったら、それはそれは悲惨なのだ・・・)
(スリ(窃盗)活動は、命がけなのだ・・・)
<当ブログ参考記事>
・中国の恐るべきスリ職人達~命を懸けたスリ活動。見つかったら殺される?
・中国”幻のスリ技”大公開~絶対にありえない状況でのスリ行為~
そうなのだ。捕まったら、人生が終わってしまうかもしれないのだ!
だから彼らは、決して捕まるわけには行かない。どんなことがあろうと、逃げ延びる必要があるのだ!
しかし!
中国の泥棒にも、マヌケな人間、つまり”ヘンテコ”はたくさんいるのだ!
今回は、そのうち5人の”ヘンテコ”をご紹介させていただきたい。
No.1~No.5
ヘンテコ”どろぼう”館:
No.1 コインどろ
犯行記録
日時:2007年10月
場所:青島省のある会社
犯人:その会社でバイトをしていた二人の青年
被害額:6000元ほど。但し、全て硬貨。(合計60キロ以上)
逮捕状況:硬貨が重過ぎて、途中でバテていたところを、警察に逮捕。
ストーリー:
2007年10月、青島省のある会社でバイトをしていた若い二人が、会社から社長の”6000元分の硬貨”を盗み出した。その際、硬貨の重さが60キロもあったので、旅行バッグに硬貨を放り込み、それを二人で担いで持ち運び出した。
ジャラジャラと音を立て、そして汗だくになりながら3キロほど逃げたところで、市民により通報されてしまった。警察が現場に到着したときは、彼らは地面に汗だくになってうずくまっていた。その後硬貨の枚数を数えてみたところ、その中に1元硬貨が5647枚含まれていた。
”まん・げんこ”のコメント:
この際、彼らの計画性は問わない。すべて硬貨であると知っていたにもかかわらず、盗みだそうとしたその”大胆さ”、”思い切りの良さ”に、強い”ヘンテコ”を感じた。
No.2 鉄人どろ
犯行記録
日時:2008年5月
場所:浙江省
犯人:一人の青年
被害額:不明
逮捕状況:”水泳”、”自転車”そして”マラソン”と、トライアスロンの3種目にて逃亡を図るも、最終的にブタ小屋で御用となる。
ストーリー:
2008年5月、浙江省の警察が、恐らく”最も才覚がある”と思われる泥棒を捕まえた。彼は警察に出くわしたとき、自転車、マラソンそして水泳の”トライアスロン”を開始したのだ!しかし、10数キロ狂走したのち、ブタ小屋の中で御用となってしまった。
”まん・げんこ”のコメント:
警察に見つかり、逃亡した泥棒は数知れずだ。しかし彼は、その逃亡の過程において、”水泳”、”自転車”そして”マラソン”の、トライアスロンの種目を全てやってのけたのだ!北京オリンピックを目の前にして、何とも”粋な”計らいではなかろうか?
この彼、もし道を踏み外さなかったら、恐らく”トライアスロン”に関して、別の舞台が用意されていたはずであろう。実に残念でならない。(しかし、何故にブタ小屋で捕まったのだ?)
No.3 自爆どろ
日時:不明
場所:青島省
犯人:マヌケな泥棒”王某(ワンモウ)”
被害額:1530元(約2万4千円)
逮捕状況:忍び込んだ会社から外に出られなくなり、焦って思わず110番する。
ストーリー:
このマヌケな泥棒”王某”は、ある会社のロビーに業務終了前に忍び込んだ。その後オフィス机の下に身を隠し続け、日が落ちた後窃盗をはじめた。
現金を手に入れ、外に出ようとしたとき、全ての扉(窓も含め)に鍵がかかっていることを発見。この扉、なんと内側から開けることができないのだ。
事態が切迫していて気が焦っていたせいか、110番に助けの電話をかけてしまった。その後警察が急いで駆け、その場で王某は逮捕されてしまった。
”まん・げんこ”のコメント:
実に不思議な泥棒だ。確かに、中国では時々、内側から開かない扉(外から鍵をかけた場合)が存在する。だが、その場合、彼は次の日の朝までそこに滞在していればよかったのだ。朝になって社員が来た後、こっそり抜け出せばよかったのだ。
きっと彼は、その日は何か特別な日だったに違いない。ひょっとすると、子供の誕生日だったのかも知れない!もしそうなら、実に人間味のある泥棒ではないだろうか?
No.4 模型どろ
日時:2007年9月
場所:広西省のとある専門店
犯人:ある二人の女泥棒
被害額:パソコン1台(但し模型)
逮捕状況:監視カメラによって、身元が割れる。
ストーリー:
2007年9月、広西省のある専門店で盗難事件が発生した。ある二人の女泥棒が、店員が彼女達に背を向け顧客と話をしていたとき、台の上に置いてあった”ノートパソコン”を、自分のバックに放り込み、その後早足で店を出た。
しかし、二人とも予想していなかったことだが、彼女達が持ち出したのはパソコンの模型であり、そのすぐ側にあった1台9000元(約14万円)のパソコンは、全く被害が無い状態だった。
また、彼女たちの”姿”は、前もって防備しておいた社長のパソコンモニターにてしっかりと撮られており、その後警察に連絡された。
”まん・げんこ”のコメント:
確かに、電化製品などで店頭に置いてあるものは模型であることが多い。よくできてはいるが、触ったり、又は目を近づけて見てみれば、直ぐに本物ではないことがわかるはずだ。
だがここは”コピー天国”中国だ。恐らく、模型のレベルが”本物そっくり級”だったに違いない。だからこそ、彼女たちは騙されてしまったのだ!!!中国のコピーレベル、恐るべしだ!
No.5 自首どろ
日時:2007年7月
場所:海南省のあるマンションの一室
犯人:ある二人組みの泥棒
被害額:若干の台湾元、香港ドル、中国元、及び携帯2台。
逮捕状況:逃げ場がなくなり、仕方なく自首する。
ストーリー:
2007年7月、海南省の2名の泥棒が、こっそりと海口市のマンション”現代花園”に忍び込み、窃盗行為に及んだ。しかしその後警報装置が鳴ってしまい、一人はその場で捕まってしまった。
もう一人は14階から這うように移動し、最終的には7階のベランダに隠れていたが、逃げる場所がなくなり、その後自分で110番して自首した。
警察はその後、この”自ら警察に連絡した”泥棒を逮捕し、彼から盗んだと思われる台湾元、香港ドル、中国元及び2台の携帯電話を押収した。
”まん・げんこ”のコメント:
この泥棒、なかなか潔いと思われる。中国でも、自首をすることで刑が多少軽減されるらしいので、ある意味、実に頭の回転が速い泥棒といえよう。
<当ブログ参考記事>
・中国の恐るべきスリ職人達~命を懸けたスリ活動。見つかったら殺される?
・中国”幻のスリ技”大公開~絶対にありえない状況でのスリ行為~
さて、今回のNo.1~No.5の”ヘンテコ”泥棒たちは、いかがだっただろうか?
彼らは実に”まぬけ”である。しかし、皆さん、何か物足りなさを感じてはいないだろうか!?
ご安心を!
今回ご紹介させていただいた”ヘンテコ”どろぼうは、小物の5名だったのだ!
次回、No.6~No.10をご紹介させていただきたい。その中には、皆さんの想像を絶する”ヘンテコ”なドロボウが、きっと存在することであろう。
次回へ続く・・・
ヘンテコニュース
(中国の最も恥ずかしい泥棒たち2)
中国最糗的小偷儿们2
(ヂョングゥオ ズゥイ チィウ ドゥ シャオトゥオルメン 2)
~中国伝説の泥棒たちの、ヘンテコストーリーとは~
ヘンテコ度 ★★★
悲惨度 ★★★
まぬけ度 ★★★
注意:最高は5つ星。最低は1つ星。
ヘンテコニュースは不定期にお送りします。
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中国には、数多くの”〇〇〇”が存在していたのです!中国5000年の歴史、恐るべし!!
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