頁5_奇形イチゴ ~品種改良の成れの果て~(北京)_ ”中国ヘンテコ百科事典”
皆さん、こんにちは。北京で暮らしている、 ”まん・げんこ” です。
ここでは、中国国内の、愛らしい”ヘンテコな物・事・人”などをどんどん紹介していきます。
中国は、本当に奥が深いです。知れば知るほど、はまっていきます。
では、ヘンテココーナーを、お楽しみくださいませ。
中国ヘンテコ百科事典 頁5
畸形草莓 (奇形イチゴ)
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(ジー シン ツァオ メイ)
~品種改良の成れの果て~
春が来た。北京に、春が来たのだ。
街には活気が戻ってきた。
人々の顔には、笑顔が見える。
公園では、桃の花も満開だ
待ちに待った春が来たのだ。
その日、私は街をぶらついていた。そこには、数々の露天が並んでいた。
この季節になると、街には露天商がずらりと並ぶ。売られている物は、洋服、玩具、食べ物、そしてペッ ト・・・とにかく、様々なものが並んでいるのだ。見ていて本当に飽きない。
(ソーセージ売り。1本1元(約15円)。安いが衛生的にとても不安だ)。
そのとき、どこからか“素敵な香り”が漂ってきた。まるで青春時代を感じさせるかのような“甘酸っぱい香り”だ。
一体どこからだ???
よく見ると、目の前にはカメラ目線の “みかん商人”が立ちはだかっていた。
匂いの出所は奴の果物か??
彼の笑顔にうっとりしかけたが、何かが違う。
私は再度周りを見回した。そこで、○○○商人を発見した。そうか、この芳しい匂いは、ここから来ていたのか。
(○○○商人)
ちなみに○○○は、私の大好物である。時計を見るともうすぐ午後三時。いわゆる “おやつの時間”だ。
私は○○○をつまもうと、胸を躍らせその果物を覗き込んだ。
しかしそのとき、
これは・・・
何だ???
この果物は一体??
(形がとてもグロイ)
私は一瞬体が凍りついた。
生まれて始めてみる果物だった。
果物の名前を聞くと、彼はイチゴだと言い張る。私は勝手にこの果物を、
畸形草莓 (奇形イチゴ)
と名づけた。
このイチゴ、品種改良に改良を加え、そして生み出された“最新のイチゴ”であるらしいとのこと。
かなり気持ちが悪かったが、試しに味見をしてみた。
とても大きいので十分に食べ応えがある。色も文句なしだ。しかし肝心の味は・・・
”くそ不味い”
確かにイチゴの香りはする。だが、酸味も甘味もほとんどしない。味がほとんどしないのだ。
これが通常のイチゴなら”あまりおいしくない”という評価になるが、如何せんこの奇形イチゴ、形にかなり難があるため、”くそ不味い”という評価になってしまったのだ。
勿体無いのですべて食べ終えたところ、ある恐るべき事が起こった!!
ちのり??
指先が、まるで血糊がついたようにべったりと真赤になってしまったのだ。これはひょっとして、”イチゴのたたりか”???
(よく見ると、別の場所でも”奇形イチゴ商人”を見かけた。ひょっとして、人気商品なのか?)
※健康を害するかもしれないので、食べる場合は自己責任でお願いします。
中国ヘンテコ百科事典 頁5
畸形草莓 (奇形イチゴ)
ji1 xing2 cao3 mei2
(ジーシン ツァオ メイ)
~品種改良の成れの果て~
ヘンテコ度 ★★★★
不気味度 ★★★★★
美味しさ度 ★
注意:最高は5つ星。最低は1つ星。
頁6へ続く・・・・
何かしらの”ヘンテコ”を感じ取った方は、押してみてください。
↓
私は、言葉を失った。
(ケースには数多くの○○○が!!!)
(笑顔が実にかわいい“みかん商人”)