偏差値40から14あげることは可能か? | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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かな様からのご相談です。
お待たせいたしました。
 


 


いつも様々な記事の配信をありがとうございます。
本当にいろいろと参考になっています。

相談は、ずばり偏差値40から14あげることは可能か?ということです

中一の娘の現状は、学校の定期テストは、約330人中、150くらいから200番くらいをいったりきたり。テスト前に私(母)がついて、みています。

数学に関しては、毎日のように授業がわからず教えて、というので対応しきれず、12月から個別指導塾に通っています。

1月に塾で初めて県の統一模試をうけました。
初めて偏差値(40)という形で娘の学力の現状を知った次第です。

本人は、**高校の**科に行きたいという強い希望があり、そこは、偏差値54で県内で一番の倍率(いつも2倍くらい)です。
当然、かなり勉強しないと難しいことを伝えましたが、どうしてもいきたい、でも勉強の方法がわからないと真顔で言うので、塾の先生に相談したところ、今から勉強していけば、受験の時までに偏差値をそこまであげることは可能だといわれました。そして、(追加講座をすすめられることもなく、)具体的な学習指導を受けてきました。

本人は、行きたいといいながら、行動につながらない部分が多々あり、まだまだお尻をたたかないといけない状態です。

今から勉強すれば、(勉強の内容、がんばり方にもよるでしょうが)本当に偏差値は14もあげることはできるのでしょうか。

主人は、そんな上のレベルを目指すより、現実のレベル(たとえば1ランク2ランク落とすとか)の方が・・・と思っているようです。

私は、中一で今の成績では、この先もっと下がってしまったら、と心配で、せっかく志望校がはっきりしているのだから、それを目指して少しでも底上げしてくれたら・・・。そして中三の受験時期に結果としてランクを下げることになっても仕方がないかなと思っています。

ただ、今後の勉強の仕方や塾の対応についての参考にしたいので、そんなに偏差値はあがるものなのか(もちろん、そういう方はいらっしゃるでしょうが、特殊な例ではなく、通常の考えとして)知っておきたくて、相談しました。
長々とすいませんでした。

 

 

 

 



こちらこそ、いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
参考にしていただけているのだとすれば誠に幸いです。


>相談は、ずばり偏差値40から14あげることは可能か?ということです

御返事は、ずばり可能です。

・・・書いていて、ちびまる子ちゃんを思い出しました(笑)


偏差値を60から14上げるのはかなり大変ですが、40台から14上げるのなら何とかなります。もちろん、独学でやる場合は本人のやる気や学習姿勢が重要ですし、塾などなら教師の指導力が重要になりますが、可能か不可能かと言えば、十分「可能」ですね。

今、過去のデータを掘り返してみたのですが、「中1で偏差値48 → 中3時点で偏差値66」「中3の5月で偏差値45 → 入試直前で偏差値64」「中2の3月で偏差値37 → 中3の1月で偏差値52」など、実例はいくらでもあります。

(特別必死になって探したのではなく、軽く見返しただけで、いくつも見つかります)

もちろん、15前後かそれ以上のアップとなると、可能は可能でも、「どの生徒でもできる」というものでは無く、私の中でもかなり大変なイメージがあります。

一方、5-10くらいのアップであれば、中3の1年間をかければ、そんなに大変という印象は無いですね。もともと塾で鍛えられていた生徒ならともかく、指導力のない塾にいた生徒や、そもそも塾に通っていなかったような生徒であれば、わりと簡単に上がるものです。

なお、「具体的にどうすれば上がるの?」という話には、基本的な方法論だけで書籍が何冊も書けるくらいの内容になる上に、生徒に合わせて最適化した指導が必要ですから、ここでお答えしきれない点、ご承知おきくださいませ(笑)

 

(ブログでもいろいろな記事を書いていますし、メールマガジンや正会員コンテンツなどでも触れていますから、そういったものを参照してくださいませ)


>数学に関しては、毎日のように授業がわからず教えて、というので対応しきれず、12月から個別指導塾に通っています。

中1ですから、「方程式の文章題」「比例・反比例」のあたりで迷路にはまってしまったのでしょうかね。ただ、その時点から塾に入れると、分からないところを対症療法的に聞いてこなすだけの、「その日暮らし」の指導をされがちです。もしも塾の先生が、「生徒が分からないところを聞いて、それに答えるだけ」の指導なら、回復しないまま先に進むことになりますから、ご注意くださいませ。


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