退塾した理由 | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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「母が息子と関わる時の注意点」
 



相談では有りませんが
ブログでは 大変お世話になりました。
迷子のこぶたです
母親が息子とかかわる際の注意点を質問した者です。

個人塾を 退塾した理由を少しお話させてください。これが私の悩みを深くした一番のきっかけです。
お返事は 何か感じることがあれば お暇なときに書いていただければ結構です。

個人塾は 本当に楠木塾と同じフレーズを使っています。

学力だけでは駄目。でも学力はあったほうが良い。
・勉強は塾で見ます。
・ですから家庭では おいしい食事を用意して子供を迎えて下さい。
・マナー 礼儀を教えてください。
・美術館 遺跡 劇場 好奇心 向学心を刺激する場所にどんどん出掛けてください。
・一人立ちをするとき困らないように 家事はしこんでおいてくださいね。
・演習量は正直多いのでご家庭ではぜひぜひ 応援をよろしくお願いします。 

そんなことを入塾説明で話されていました。

でも 宿題は 好奇心を刺激するものではありません。息子は丁寧には出来ませんでした。
乱雑に宿題をして 先生に注意される
でもなぜ注意されているのか理解できない。ある日泣いて帰宅。
親が問い合わせる。

塾長は 講師がきちんと指導したとしか言いません。
何をどう指導したかを教えてはくれません。
自分で聴きに越させるのが親の仕事。この一点張りです。

学習面でも同じです。
宿題はイヤイヤですから 進まない。隣で一緒に解いて 解法などをお互いに見せ合うと
少しは楽しい。
そんなことをしていると 子供の誤解がわかってくる 苦手な問題の種類もわかってくる。

これを面談の際に相談すると 責められる。
だから 自主性が育たない。自学自習が出来ない。親の出番ではない。
うそでも良いから 親は解らないといって 塾で質問させろ
だから 成績が上がらない。
わたしも言われたらカチンときて 言い返す。面倒な保護者でしたね。

塾長の意見は正論であることも認めております。
成績は算数国語で**を中心に **から**辺りをふらふらと
**を超えられるともっと 難しい問題が解けるようになるからと
親子で話しておりました。

小学校卒業の頃 ついに**がそろいました。
子供も喜んでいました。 でも塾長はがんばったね の一言も無かったそうです。
いつも冷静な塾長の性格でしたから浮かれることもないと妙に親子で関心してました。。

その後新年度のチラシが入りました。
イニシャル入りで偏差値の上昇値が紹介されていました。

ただ 私達の学校は 1学年***名 イニシャル出たら 特定されます。 
教えに来ているのは 近所の大学生
その保護者は 要するにご近所の奥さん。
解りますか?無断で成績を載せられた。
同級生が見たら すぐに誰だかわかる。
ご近所の奥さんも学年が同じ兄弟がいたらすぐわかる。

運悪く個人懇談が 数日後にあり 不愉快であることを伝えました。
こちらもかなり熱くなっていましたから 塾長も頭にきたのでしょう。
自分達が 誇れる成績にしたのに どうしてあなたは クレームしか入れないのか
成績の悪い **君の心配はしました。
でもここまで良い成績にした迷子のこぶたさんからクレームが付くとは思いませんでした。
なぜあなたはそうなんですか?
あなたが 過干渉であるから子は成績が伸びないのだ
あなたの子であるから 塾では面倒見たくない。退塾して欲しい。

こんないきさつです。

その個人塾の勉強方法は 楠木塾長の必ず成績があがる勉強法シリーズとよく似ています


あれから1年近くたちますが 相変わらず幼い息子。でも親子喧嘩をすると手加減を覚えた息子。
小学生のとき 手を掛けすぎたのが 悪かったのか。今 声を掛けすぎて やる気を落としているのか。
あの塾長のやり方が息子にとって本当は正しかったのか?

色々な考えが頭をよぎり この1月連日の親子喧嘩です。(一方的に私が カッカとしているだけですが)
祖父母達にも連日の怒鳴り声で嫌な思いをさせてしまいました。

自分のやってきたことが 全くの間違いでないことがわかり 安心しました。
これが一番の収穫です

正式なコンサルティングでもないのに 長々と お話を聴いてくださりありがとうございました。

 

 



追加のコメント対応というより、本格的なご相談くらいの長さでしたから、御返事するか迷いました。しかし、本題と深く関連する内容ですし、せっかく期間内にいただいたのですから、こちらで御返事させていただきます。

(無料相談も増え続けており、ここを逃すと、次の順番は3ヶ月後になります)

ちなみに、「お返事はお暇なときに・・・」とのことですが、仕事もプライベートも含め、本当に時間が無くて日々困っております。「暇」と感じられる瞬間はここ数年無く、まさに貧乏暇なし(?)を地で行っています。

そういうわけで、時間の無い人が相手の時は、「暇な時に御返事を」=「永遠に返事はいらない」の意味になってしまいますから、他の方に言われる際にはご注意ください(笑)

さて、それでは御返事に移らせていただきます。

 

 

 

 



個人塾の件、大変なご苦労をされましたね。

まず「フレーズが一緒」については、それほど不思議はありません。

教育の理想形は、細部は違っても大枠は同じようなものです。私が言っていることでさえ、私なりのオリジナリティーが加わっているとは言え、結果的には多くの教育者が昔から言ってきたことの寄せ集めに過ぎません。

良心的な塾でも、詐欺のような塾でも、表面上のお題目としては同じようなものを掲げているものです。実際にいろいろな塾のホームページを見れば、どこの似たりよったりであることに気づくでしょう。学校でさえ、文科省の学習指導要領等を見ての通り、とても素晴らしい内容が連綿と綴られています。

これは学校や塾だけでなく、1人1人の教師も同じです。過去の記事でも書いたように、この世界の住人は「綺麗事」が大好きなのです。

特に、利益の絡む塾では、より良く見せようとするのが当然ですから、塾選びにおいては、相手の言うことそのままを信じるのは厳禁です。・・・私のように、実力以上に見せたがらないのは、むしろ異常なのですね(笑)

ブログ内で「指導方針に共感してから入塾しよう」と書いておきながら、「相手の言うことを信用してはいけない」とは、とんでもない言い草ですが、残念ながらこれが現実です。良心的な塾や先生ほど、誠実な言葉で胸に迫るものがある・・・なら良いのですが、実際は教育以外は朴訥な場合も多く、反対に、営利的な塾や先生ほど口が達者なものです(苦笑)

「相手の話を聞いてから判断する」のは、「単に話を聞く」のではなく、「話を聞きながら、相手の本質を見抜いた上で判断する」のが本当ですよね。これは塾に限らず、ビジネスパートナー選びや恋人選びでも同じことが言えると思います。

(だからこそ、生徒には物事を見抜く目を養ってあげたいと願っています)


反対に、私は綺麗事が大嫌いな、ある意味でひねくれものです(笑)

できないこと、やれないことは宣伝しませんし、自分の理想を生徒や保護者に無理強いすることもしたくありません。普段の記事や相談対応の中で「こうあってほしい」「こういうふうにしていきたい」と書いているのは、さすがにただの私のその時々の「思い」に過ぎませんが、サイトポリシーやコンセプト等の対外的な意思表明の場で書いていることは、私の「願い」であると同時に「決意」でもあります。

塾のチラシや掲示物で目にするフレーズやお題目は、キャッチフレーズやスローガンに過ぎず、いわば「理想」であって、それ以上でもそれ以下でもありません。

しかし、私を含めたそれなりに良心的な先生や塾にとっては、そうしたフレーズはただの「理想」ではなく、「目標」であり、お客様への「約束」に近いのです。

何事も言うだけなら簡単です。生徒が「そのうち勉強する」と言うのも、簡単ですよね?(笑)

大事なのは、その言葉に「責任」や「覚悟」がこもっているかなのですね。

ですから、どこの塾がサイトやチラシで何を書いていようと、別に私は何とも思いません。本を読めば書いてあるようなノウハウや知識も、大して評価はしません。それこそ今の時代は、本を数冊買って適当に手を加えながらブログにしてしまえば、それなりの権威と勘違いされるものですから。

私が見るのはそういった表面上のことではなく、例えば、記事で紹介されている実践の中身が優れているかどうか、実際の生徒や保護者の書き込み、目指そうとしている形とその先生の言葉の細部までもが一貫しているかどうかです。偽物は、そうした具体的な部分を見れば見るほど、一貫性が無く、筋が通っていないのですね。


ですから、その個人塾のフレーズを見ることにあまり意味はありません。

ただ、私なら「演習量」まで含めてが「指導」ですから、そこの応援は頼みませんね。しつけや家事を頼んでおいて、宿題の面倒まで頼んでは、家でやることが多すぎますから、私ならどちらかに絞ります。たくさんを求めてもやりきれないのは、生徒も家庭も大人も同じなのですから。

ちなみに、そもそも私は宿題をほとんど出しませんがね(笑)
理由はいろいろですが、その1つは、宿題を出すと親も教師も「褒める機会」より「叱る機会」が増えてしまうのが嫌いなのです。この言葉の意味は、すでに体験済みでお分かりのことかと思います。


その他の部分は突っ込みどころが満載で、書いていると記事がいくつもできてしまいそうです。何もコメントしないのもどうかと思い、失礼を承知で、箇条書きで書いていきます。断定口調なのはお許しください。


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