添付図は7コースの抗癌剤投与日と主な血液成分の推移をまとめたモノである。
・回復具合(立ち上がりカーブ)は後半は鈍化している。
(少しずつ反発力が低下しているのは明らか。)
・7コース投与後、最初の1ヶ月で「危機的状況」は脱している。
・その後、2ヶ月程度かけギリギリ正常域に戻っている。
この経過はほぼ私と主治医の想定通りである。驚くほど良くも無いが、
3~4コースで止めた場合と比べ特に大きなデメリットはなかった。
ただし主治医に言わせると
・「8割程度回復してからの最後の1~2割は結構時間が掛かる」
・「次回治療時のダメージに効く場合もあるので油断は禁物」との事。
確かにその通りだと思う。「治療」とは名付けても猛毒を血管内に投入し、
全身の細胞を繰り返し殺傷した事実は重い。今は機能回復に期待し「待つ」
以外に方法は無い。
私の抗癌剤治療に対するイメージは「どうせ効かない」「薬漬けになって死ぬ」
という稚拙なモノだった。多くの「代表者」や「商品」によって流布される
宣伝、体験談?の影響もあったが、数年前までの抗癌剤の効果と安全性は確かに
限定的だった様なのでやむを得ない側面もある。
一般に親戚や知人の悲惨な「闘病」は多くの人々の記憶に事実として刻まれる。
「有名病院で抗癌剤を始め1ヶ月で骨と皮、2ヶ月目で昏睡、3ヶ月になるか
どうかぐらいであっけなく臨終、、」などの例を私も少なからず耳にした。
詳細な検査結果やレジメンは不明である。が、余命3ヶ月の癌患者に「骨と皮」
になる程の抗癌剤投与は(カタログ推奨値以下であっても)普通は推奨されない
ハズである。
多くの患者・家族は医療従事者では無い。医学的知識が無いのは当然である。
サラリーマンであれ主婦であれ自分の役割を果たし健康保険料を納付していれば
患者たる権利は完全に有する。難しい勉強などしなくても保険適用内の標準治療
を受けられなければ本来は「契約違反」である。
しかし残念ながら抗癌剤治療においてはこの原則だけでは不十分だと思える。
癌治療の性質と国内の医療事情を考えると少なくとも今後暫くは患者個々人が
正しい情報の整理と最適な対策の立案に寄与せねばならない様である。
・回復具合(立ち上がりカーブ)は後半は鈍化している。
(少しずつ反発力が低下しているのは明らか。)
・7コース投与後、最初の1ヶ月で「危機的状況」は脱している。
・その後、2ヶ月程度かけギリギリ正常域に戻っている。
この経過はほぼ私と主治医の想定通りである。驚くほど良くも無いが、
3~4コースで止めた場合と比べ特に大きなデメリットはなかった。
ただし主治医に言わせると
・「8割程度回復してからの最後の1~2割は結構時間が掛かる」
・「次回治療時のダメージに効く場合もあるので油断は禁物」との事。
確かにその通りだと思う。「治療」とは名付けても猛毒を血管内に投入し、
全身の細胞を繰り返し殺傷した事実は重い。今は機能回復に期待し「待つ」
以外に方法は無い。
私の抗癌剤治療に対するイメージは「どうせ効かない」「薬漬けになって死ぬ」
という稚拙なモノだった。多くの「代表者」や「商品」によって流布される
宣伝、体験談?の影響もあったが、数年前までの抗癌剤の効果と安全性は確かに
限定的だった様なのでやむを得ない側面もある。
一般に親戚や知人の悲惨な「闘病」は多くの人々の記憶に事実として刻まれる。
「有名病院で抗癌剤を始め1ヶ月で骨と皮、2ヶ月目で昏睡、3ヶ月になるか
どうかぐらいであっけなく臨終、、」などの例を私も少なからず耳にした。
詳細な検査結果やレジメンは不明である。が、余命3ヶ月の癌患者に「骨と皮」
になる程の抗癌剤投与は(カタログ推奨値以下であっても)普通は推奨されない
ハズである。
多くの患者・家族は医療従事者では無い。医学的知識が無いのは当然である。
サラリーマンであれ主婦であれ自分の役割を果たし健康保険料を納付していれば
患者たる権利は完全に有する。難しい勉強などしなくても保険適用内の標準治療
を受けられなければ本来は「契約違反」である。
しかし残念ながら抗癌剤治療においてはこの原則だけでは不十分だと思える。
癌治療の性質と国内の医療事情を考えると少なくとも今後暫くは患者個々人が
正しい情報の整理と最適な対策の立案に寄与せねばならない様である。