米韓FTAに関して米国通商代表部（USTR）サマリーにあった「放送」「高等教育」など数項目が、最新の説明やfinal
textに見あたらないので、途中経緯も含めて調べてみました。2010年12月の再合意文書にも言及がありません。あえて説明していないか、final
textのどこかに埋もれているのかも知れません。
この調査においてUSTRのホームページにアクセスしてみたので紹介する。USTRのFTAは、KORUS-FTAとも呼ばれている。最新の米国民への説明は次の場所である。
http://www.ustr.gov/uskoreaFTA
「More Exports More Jobs」と大きく標語が書かれている。「See How This Agreement Supports Jobs」をクリックすると、全米の地図が表示され、特定の州をクリックするとその州のBenefitsが現れる。
http://www.ustr.gov/uskoreaFTA/jobs
文章の最後の farmers in your community here.のhereをクリックすると農産物の品目別合意事項と各州の割当の表が表示される。
http://www.fas.usda.gov/info/factsheets/Korea/us-koreatafactsheets.asp#States
例えば
牛肉（精肉）の場合、初年度40％の関税、27万トンを15年かけて年率2％関税を減らし、35.4万トンにし、16年目から関税ゼロ、その後増税することはない。BSEなどの問題に対しては、国際基準の科学的根拠によること。現在の生後30ヶ月以内は、両国の業者の間の暫定的合意である。
米については、2004年の合意を2014年まで実行し、その後については交渉を行う。
とそれぞれのシートを入手できる。
「More Exports More Jobs」に戻り次の場所をクリックするとFTAの利益について各項目毎に簡単な説明がある。
Discover New Opportunities for Made in America Exports
Learn Key Facts About the U.S.-South Korea Trade Agreement
後者のはじめの方にあるMore Market Access for America’s Auto Workers:というリンクが張られている場所をクリックすると自動車に関する詳細規定が現れる。
次に、条文や交渉経緯が掲載されている場所を示そう。画面の左上にある「Trade Agreements」のと「Free Trade Agreemnt」をクリック、左の「KORUS FTA」をクリックするとfinal textやこれまでの交渉経緯が選べるようになる。
また、右上のアイコンがこの説明の最初の場所である。右下にも各種声明文がリンクされている。
左の国毎FTAの最下段に「TPP」がある。ここがTPPの入口である。ざっと見たがそれらしき条文や内容を書いている資料は見あたらない。（探し方が足りないか）ここに掲載された日程表を見ると多くの分野にわたり専門家が頻繁に会議を開いている。いまさら日本が参加して3年に及ぶ議論に入れるか、むしろおじゃま虫で「黙っていろと」言われかねないと思う。つまり日本の主張は出来ないのではと思う。
さらにその下に、Related Agreementsがあり、各分野の交渉過程や合意文書が置かれている。
私の紹介した「サマリー」は別のところにあって、画面上部の「About Us」の「Press Office」をクリック、さらに「Fact Sheets」の2009年をクリックすれば、4月24日にサマリーがあるのがわかる。
米国政府は透明性を重要視しているので、このような情報公開サービスが充実している。ただし交渉中の資料を公開しないのは当然である。
（19時追加）
最初のuskoreaFTAの画面の左下に二つのstatementsがある。これは、2010年12月の協定署名後の各界のステートメントである。これを読むと、戦争に勝った「勝利宣言」であり、これまで韓国に知的財産侵害の被害に苦しめられてきた企業の期待感を表していることがうかがえるだろう。亡くなったジョブス氏がサムソンに対し、非難声明を出した時期と一致している。このステートメントにアメリカ人のそして米国政府の本音が表されている。交渉相手が同じ各界の人びとと政府関係者だから、TPPがFTAと違うと言えないだろう。
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2010/12/03/statements-support-us-korea-trade-agreement
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2010/12/04/additional-statements-support-us-korea-trade-agreement
この調査においてUSTRのホームページにアクセスしてみたので紹介する。USTRのFTAは、KORUS-FTAとも呼ばれている。最新の米国民への説明は次の場所である。
http://www.ustr.gov/uskoreaFTA
「More Exports More Jobs」と大きく標語が書かれている。「See How This Agreement Supports Jobs」をクリックすると、全米の地図が表示され、特定の州をクリックするとその州のBenefitsが現れる。
http://www.ustr.gov/uskoreaFTA/jobs
文章の最後の farmers in your community here.のhereをクリックすると農産物の品目別合意事項と各州の割当の表が表示される。
http://www.fas.usda.gov/info/factsheets/Korea/us-koreatafactsheets.asp#States
例えば
牛肉（精肉）の場合、初年度40％の関税、27万トンを15年かけて年率2％関税を減らし、35.4万トンにし、16年目から関税ゼロ、その後増税することはない。BSEなどの問題に対しては、国際基準の科学的根拠によること。現在の生後30ヶ月以内は、両国の業者の間の暫定的合意である。
米については、2004年の合意を2014年まで実行し、その後については交渉を行う。
とそれぞれのシートを入手できる。
「More Exports More Jobs」に戻り次の場所をクリックするとFTAの利益について各項目毎に簡単な説明がある。
Discover New Opportunities for Made in America Exports
Learn Key Facts About the U.S.-South Korea Trade Agreement
後者のはじめの方にあるMore Market Access for America’s Auto Workers:というリンクが張られている場所をクリックすると自動車に関する詳細規定が現れる。
次に、条文や交渉経緯が掲載されている場所を示そう。画面の左上にある「Trade Agreements」のと「Free Trade Agreemnt」をクリック、左の「KORUS FTA」をクリックするとfinal textやこれまでの交渉経緯が選べるようになる。
また、右上のアイコンがこの説明の最初の場所である。右下にも各種声明文がリンクされている。
左の国毎FTAの最下段に「TPP」がある。ここがTPPの入口である。ざっと見たがそれらしき条文や内容を書いている資料は見あたらない。（探し方が足りないか）ここに掲載された日程表を見ると多くの分野にわたり専門家が頻繁に会議を開いている。いまさら日本が参加して3年に及ぶ議論に入れるか、むしろおじゃま虫で「黙っていろと」言われかねないと思う。つまり日本の主張は出来ないのではと思う。
さらにその下に、Related Agreementsがあり、各分野の交渉過程や合意文書が置かれている。
私の紹介した「サマリー」は別のところにあって、画面上部の「About Us」の「Press Office」をクリック、さらに「Fact Sheets」の2009年をクリックすれば、4月24日にサマリーがあるのがわかる。
米国政府は透明性を重要視しているので、このような情報公開サービスが充実している。ただし交渉中の資料を公開しないのは当然である。
（19時追加）
最初のuskoreaFTAの画面の左下に二つのstatementsがある。これは、2010年12月の協定署名後の各界のステートメントである。これを読むと、戦争に勝った「勝利宣言」であり、これまで韓国に知的財産侵害の被害に苦しめられてきた企業の期待感を表していることがうかがえるだろう。亡くなったジョブス氏がサムソンに対し、非難声明を出した時期と一致している。このステートメントにアメリカ人のそして米国政府の本音が表されている。交渉相手が同じ各界の人びとと政府関係者だから、TPPがFTAと違うと言えないだろう。
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2010/12/03/statements-support-us-korea-trade-agreement
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2010/12/04/additional-statements-support-us-korea-trade-agreement