微熟女です。
メッセージボードに掲載していたとても怪しそうな情報商材。
中身は堅実ですが（私がきちんとした鑑定師さんに取材させて戴きました）、お高い上に得体が知れないと敬遠されそう。
せめて今回の東北地震で経済的打撃を受けた方に、無料プレゼントしたいと思います。「パワースポット」の見出し方つくり方に関する記述があるので、新生活再建の一助となればと思うのです。
ですので、まずご説明させてください。「霊視」「スピリチュアル」…というキーワードが嫌いな方は非難してくださいね。
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私が５、６年前にお名前を知った「光凛」先生という スピリチュアルカウンセラーさんがいます。
きっかけは「Ｓ社」のとある女性誌編集部で、社員がおかしくなったという霊障騒ぎ（？）があったこと。光凛先生はスゴ腕の霊視家として、お祓いをするために招致されたのでした。
「その社員は、いつもこの２番目の個室（トイレ）に閉じこもってブツブツ言っていませんか？」といった気味の悪いことを次々と言い当てた先生は、霊障騒ぎをピタリと解決させたと、当時の編集長から聞きました。
Ｓ社のような大手出版社の編集さんって、有名大学を出た偏差値70クラスの猛者ばかりですが、霊だのなんだの……この人達はアタマは大丈夫でしょうかと思ったものです。
しかし、こうした大企業、実業家、著名人ら御用達の「鑑定師」という存在を間近で見聞きするのは初めてでした。興味がおさえきれません。完全紹介制でしたが、編集長に頼み込んで私も会わせてしていただいたのでした。
（現在はこちらから鑑定申込できます。直接紹介してほしい方がいらしたら、喜んでおつなぎします）
＊ ＊ ＊
光凛先生は悪霊もビックリ回避しそうな、明るくうららかなウグイス声、鑑定でバッチリ稼いでおりますよーというようなゴージャスな雰囲気であらせられました。例えて言うとこんな感じ。
ザ・ルチルクォーツ！！
………そのコンサルは厳しいとは聞いていましたが、私へのダメ出しの嵐に落涙。「そもそもあなたはムダが多すぎる人間なの！」
確かに一日３時間ぐらいムダな考え事をしています。当時は仕事をフリーランスから組織にかえ、事務所運営に燃え始めた時期でしたが、「仕事仕事と言うけれど、あなたは子どもを産んでこそ本当に良いものが書けますよ」
「えー？」と思いました。当時すでに既婚でしたが、友達や編集者と呑み歩くのが楽しい時期（今もですが）。子どもなんて持ったら芸も女力も鈍る……と、結婚前のダウンタウン松ちゃんばりのことを考えていました。
しかし光凛先生の霊視？（透視？）は説得力に満ちていました。田舎の私の曾祖母が好んで着た着物の柄や、その生家の様子、私が11歳のとき身に起きたことなど、過去の断片を当てる当てる。決してコールドリーディングではないようでした。
極めつけはこちら↓
「あなたの所の寝室ってこうなっていない？」と寝室の入口や窓の位置、寝具のスタイルを詳しく再現されました。
し、寝室を覗かれている。
「寝室の北東の方角（鬼門）から出入口にかけて、“霊道”という良くないゾーンがあります。昼間はまったく問題ないけれど、寝るときはあなたの頭がこのゾーンにかからないようにね。不眠症やウツになるかもしれない。パートナーはどう寝かせても、全ての現象を受け流す人だから大丈夫です」
ゾーッとしました。前年にひどいウツを経験した私は、この寝室に寝るのがイヤになって、よく仕事場で仮眠していたのです。
っていうか霊道ってなんなのでしょうか？
ウツなどを霊のせいにしたら、霊さんの任務は重すぎるのではないでしょうか。
素直に認めたくなくて、いろいろ反駁したい気持ちもありましたが、この実力・腕力を前にして何も言えませんでした。「とにかく仕事運があがるようにしてください…あと女性運も（モゴモゴ）」と自分からお願いし、ブレスレットを作成していただきました。
プラシーボかもしれませんが（８万円もしたので）、それは仕事運にバッチリ効きました。先生が「あなたは電子小説やエッセイといった書き流し系に向くわよ」とおっしゃった通り、発想を切り替えたら、WEBコラム連載や小説の依頼が舞いこみました。
先生の著書を読んで、携帯アドレスに変えたことも、効いたかも。とだんだんファンになり…。
しかしブレスレットの中に「子産み石」「安産石」などを仕込まれたことになぜか嫌悪感が増し、やがて装着しないようになりました。男友達との飲み歩きが続いたある晩、プッツリと糸が切れてしまいました。愛想を尽かされたのでしょうね…。
＊ ＊ ＊
それから４年ほどたった昨年、ひょんなことから先生と再会する機会を得ました。
「近年のブームのせいで、本当のパワースポットとは何か、吟味しないままに神社に押しかける人々が気の毒。パワースポットの本当の意味を解説する電子書籍を作りたい。ひいては光凛先生に聞き取り取材をしてほしい」
という仕事を、WEBコンテンツ会社からいただいたのでした。
４、５年ぶりに会った先生も私も、ずいぶん変わっていました。
先生は最愛の31歳息子さんを亡くされたばかりでした。息子さんは渓流釣りをしていたときに突然、脳障害で倒れて亡くなったということでした。
結婚間近の元気な31歳の男の子が突然逝くということ、そして、どうして特別な才能をもつ光凛先生にそれが起きたのか、不思議でたまりませんでした。
光凛先生がおつくりになった息子さんのレクイエム画集。
息子さんは、こうした絵を描いたり曲を作ったりするアーティストであり、少し変わった感じの方でした。神の使いで天に召されたのではと、息子さんを知る方達はおっしゃったそうです。この春、東北で潮にのまれた沢山の方の、水先案内人をお引き受けされたのかもしれない。
久しぶりに会った先生はルチルクォーツではなく、もっと鈍く優しい光の石に変わったようにお見受けしました。そして私も「子どもを産んで人間らしくなりたいな」と思いが変わっていました。
そんな私に先生はあるお告げをくださいます。ここからがちょっと凄かったりします。
【ランキング参加中｡ポチッとしてくれたら１杯】
おごるかも
編集・ライター・書店員
メッセージボードに掲載していたとても怪しそうな情報商材。
中身は堅実ですが（私がきちんとした鑑定師さんに取材させて戴きました）、お高い上に得体が知れないと敬遠されそう。
せめて今回の東北地震で経済的打撃を受けた方に、無料プレゼントしたいと思います。「パワースポット」の見出し方つくり方に関する記述があるので、新生活再建の一助となればと思うのです。
ですので、まずご説明させてください。「霊視」「スピリチュアル」…というキーワードが嫌いな方は非難してくださいね。
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私が５、６年前にお名前を知った「光凛」先生という スピリチュアルカウンセラーさんがいます。
きっかけは「Ｓ社」のとある女性誌編集部で、社員がおかしくなったという霊障騒ぎ（？）があったこと。光凛先生はスゴ腕の霊視家として、お祓いをするために招致されたのでした。
「その社員は、いつもこの２番目の個室（トイレ）に閉じこもってブツブツ言っていませんか？」といった気味の悪いことを次々と言い当てた先生は、霊障騒ぎをピタリと解決させたと、当時の編集長から聞きました。
Ｓ社のような大手出版社の編集さんって、有名大学を出た偏差値70クラスの猛者ばかりですが、霊だのなんだの……この人達はアタマは大丈夫でしょうかと思ったものです。
しかし、こうした大企業、実業家、著名人ら御用達の「鑑定師」という存在を間近で見聞きするのは初めてでした。興味がおさえきれません。完全紹介制でしたが、編集長に頼み込んで私も会わせてしていただいたのでした。
（現在はこちらから鑑定申込できます。直接紹介してほしい方がいらしたら、喜んでおつなぎします）
＊ ＊ ＊
光凛先生は悪霊もビックリ回避しそうな、明るくうららかなウグイス声、鑑定でバッチリ稼いでおりますよーというようなゴージャスな雰囲気であらせられました。例えて言うとこんな感じ。
ザ・ルチルクォーツ！！
………そのコンサルは厳しいとは聞いていましたが、私へのダメ出しの嵐に落涙。「そもそもあなたはムダが多すぎる人間なの！」
確かに一日３時間ぐらいムダな考え事をしています。当時は仕事をフリーランスから組織にかえ、事務所運営に燃え始めた時期でしたが、「仕事仕事と言うけれど、あなたは子どもを産んでこそ本当に良いものが書けますよ」
「えー？」と思いました。当時すでに既婚でしたが、友達や編集者と呑み歩くのが楽しい時期（今もですが）。子どもなんて持ったら芸も女力も鈍る……と、結婚前のダウンタウン松ちゃんばりのことを考えていました。
しかし光凛先生の霊視？（透視？）は説得力に満ちていました。田舎の私の曾祖母が好んで着た着物の柄や、その生家の様子、私が11歳のとき身に起きたことなど、過去の断片を当てる当てる。決してコールドリーディングではないようでした。
極めつけはこちら↓
「あなたの所の寝室ってこうなっていない？」と寝室の入口や窓の位置、寝具のスタイルを詳しく再現されました。
し、寝室を覗かれている。
「寝室の北東の方角（鬼門）から出入口にかけて、“霊道”という良くないゾーンがあります。昼間はまったく問題ないけれど、寝るときはあなたの頭がこのゾーンにかからないようにね。不眠症やウツになるかもしれない。パートナーはどう寝かせても、全ての現象を受け流す人だから大丈夫です」
ゾーッとしました。前年にひどいウツを経験した私は、この寝室に寝るのがイヤになって、よく仕事場で仮眠していたのです。
っていうか霊道ってなんなのでしょうか？
ウツなどを霊のせいにしたら、霊さんの任務は重すぎるのではないでしょうか。
素直に認めたくなくて、いろいろ反駁したい気持ちもありましたが、この実力・腕力を前にして何も言えませんでした。「とにかく仕事運があがるようにしてください…あと女性運も（モゴモゴ）」と自分からお願いし、ブレスレットを作成していただきました。
プラシーボかもしれませんが（８万円もしたので）、それは仕事運にバッチリ効きました。先生が「あなたは電子小説やエッセイといった書き流し系に向くわよ」とおっしゃった通り、発想を切り替えたら、WEBコラム連載や小説の依頼が舞いこみました。
先生の著書を読んで、携帯アドレスに変えたことも、効いたかも。とだんだんファンになり…。
しかしブレスレットの中に「子産み石」「安産石」などを仕込まれたことになぜか嫌悪感が増し、やがて装着しないようになりました。男友達との飲み歩きが続いたある晩、プッツリと糸が切れてしまいました。愛想を尽かされたのでしょうね…。
＊ ＊ ＊
それから４年ほどたった昨年、ひょんなことから先生と再会する機会を得ました。
「近年のブームのせいで、本当のパワースポットとは何か、吟味しないままに神社に押しかける人々が気の毒。パワースポットの本当の意味を解説する電子書籍を作りたい。ひいては光凛先生に聞き取り取材をしてほしい」
という仕事を、WEBコンテンツ会社からいただいたのでした。
４、５年ぶりに会った先生も私も、ずいぶん変わっていました。
先生は最愛の31歳息子さんを亡くされたばかりでした。息子さんは渓流釣りをしていたときに突然、脳障害で倒れて亡くなったということでした。
結婚間近の元気な31歳の男の子が突然逝くということ、そして、どうして特別な才能をもつ光凛先生にそれが起きたのか、不思議でたまりませんでした。
光凛先生がおつくりになった息子さんのレクイエム画集。
息子さんは、こうした絵を描いたり曲を作ったりするアーティストであり、少し変わった感じの方でした。神の使いで天に召されたのではと、息子さんを知る方達はおっしゃったそうです。この春、東北で潮にのまれた沢山の方の、水先案内人をお引き受けされたのかもしれない。
久しぶりに会った先生はルチルクォーツではなく、もっと鈍く優しい光の石に変わったようにお見受けしました。そして私も「子どもを産んで人間らしくなりたいな」と思いが変わっていました。
そんな私に先生はあるお告げをくださいます。ここからがちょっと凄かったりします。
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おごるかも
編集・ライター・書店員