KANです
賞味期限改ざん問題で騒がしい高級料亭「吉兆」ですが、
以前呼んだ本でなるほどなあ。。。と思った事があります。
「お椀を口にした後に味加減をそれとなく伺う。
客の好みはそれ以降の味付けに生かされる。
同じ座敷に並ぶ5人の味付けがすべて違うこともある。
食べるのが遅いご老人には、鮮度を保つために刺身を
3回に分けて出す。
それらはまだ序の口。
お客様が途中でワインが飲みたいとおっしゃる。
ワインリストをお見せすると、けっこう力強いワインを選ばれた。
そうなると味付けを変えなきゃいけないし、
料理そのものを全く違うものに変更することもある。」
顧客満足度を高めるためのこだわり。
でもそれって特別なことじゃなく、
人として、ある程度当然の気配りなのだけれども、
甘えというか、人間、気を抜くとおろそかになりやすい。
彫師は良いもの彫ってなんぼの世界かもしれないけど、
やっぱり一対一の人間同士。
デザインタッチの好みを嗅ぎ分けることはもちろん、
長時間動かず椅子に座ってもらうのだから、
腰が痛くないかとか、空調はちょうど良いかなどなど、
さりげない心配りを意識してる。
「彫ってやってんだから...( ̄▽+ ̄)」なんて思っていたら、
人としての成長はないと思うし、特に若い者たちはね。
天狗になるとね、今の吉兆のように
怠慢&おごりが出て、賞味期限なんて適当でいいや、
なんてことになりますが、
真の料亭の心配り、自分の仕事にも生かせたら...
などと思った記事でした(_ _)
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