ご報告 6月19日 「厚生労働省」所管事業「福祉・介護人材確保対策」講演会 | 佐崎ゆかのセルフケア日記

佐崎ゆかのセルフケア日記

認知行動療法や心理学、日頃の出来事などを綴っています。

2011年6月19日(日)にハートフルライフカウンセラー学院の石川千鶴学院長が、



「千葉県福祉・介護人材確保対策事業」の一環として



福祉・介護職の方々を対象に講演会を行いました。






講演のテーマは、‘相談力をアップする’知識・技能 で、



相談(カウンセリング)力を向上させ、介護・福祉現場で頼りになる




相談員を目指す講座となっております。






このテーマでは、計7回のカリキュラムが組まれており、


今回は、その第1回目として、


「対話力の効果を知る。また、自分の価値観を築き理解を図る。」


というテーマのもと


カウンセリングの概論・自己概念について学びました。



内容は、下記の通りです。


■相談(カウンセリング)とは

・相談(カウンセリング)の定義

・相談(カウンセリング)の効果

・相談役、カウンセラーが求められる背景

・相談員(カウンセリング)の認知度・理解度の変化

・相談(カウンセリング)の限界

・相談(カウンセリング)の倫理

・相談員(カウンセラー)に必要なスキル

・相談(カウンセリング)と精神医学

・カウンセリングと他の相談活動との相違

・カウンセリングの歴史

■自己概念

■相談(カウンセリング)技能概要

・きく

・傾聴

・傾聴のときの心構え

・感情の言葉



また、その他に3人または4人グループ内で自己紹介自己概念の演習、


聴く力と関わる力チェックに取り組んで頂きました。



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自己紹介は、話しやすい環境を作るコミュニケーション力を最大限使って頂き、


自己紹介を行って感じたことや気づいた点、


他の方の自己紹介を聞いて相談してもいいと感じた点、


相談しにくいと感じた点について話して頂きました。




感じたことを率直に話し、自分は他人からどう見えるか、


グループで情報共有することによって、自己理解を深めて頂けたかと思います。



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自己概念の演習では、5人の登場人物が出てくる短い物語を読み、


一番好感の持てる人物を1として順位付けをして頂き、理由を発表して頂きました。




この演習では、順位付けの結果が色々あり、何が間違い、何が悪いということではなく


人によって色々な価値観があるということを学びました。



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聴く力チェック関わる力チェックについても、点数は人によって様々でしたが、


全カリキュラムを修了する頃には、きっと今よりも聴く力・関わる力も


高くなっていることと思います四つ葉



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今回はカウンセリングの導入、基本部分でしたが、皆さんとても熱心に勉強されて



いましたので、ぜひ次回のカウンセリングの「技能」についても学ばれて、


カウンセリング実践に取り組んで頂ければと思いますキラキラ





今回の講演内容にもありましたが、日本では1998年から13年連続


自殺者数年間3万人を超えています。


この数は、交通事故死者数の約4倍で、1日当たり90人以上の方が


自殺によって亡くなられています。


そして、自殺前に8割の方が相談をしていないそうです。





現代のストレス社会において、多くの相談員カウンセラーを育成


することは急務と考えられます。




受講された皆様が少しでもスキルや知識を定着し、職場で相談員として


ご活躍されるよう、私としましてもファシリテーターとして頑張っていきたいと思います。




ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!!


また次回お会いできるのを楽しみにしておりますニコちゃん