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「松潤、いいお店だったね、うまかったぁ!」
「そう、よかった。」
「でも。あれだな、さすがに今日は芸能人に会わなかったな(笑)」
「・・・・・いつでも会えるってわけじゃないっしょ!」
「よく言うよ、かなりの確率で遭遇ばっかしてんじゃん!」
少しだけ酔いが回ってコロコロと楽し気に話すリーダーは
やっぱり・・・可愛くて
愛おしい・・・・・・
手放したくはない・・・・
「ねぇ、これからリーダーの家に行ってもいい?」
「俺んち?何にもないぞ、油絵臭いし」
・・・・・・・・・・・・拒否はしないんだ、
門前払いかと思ったが、いけるか?
「いいよ、ここ俺の奢りだったから、コーヒーでも飲ませてよ」
「んあぁ?・・・・変わってるな、何もないって言ってるのに(笑)」
「・・・・・行ってもいいの?」
「まぁ、こっから近いしな、って、明日松潤早朝ロケじゃね?」
「遅くならないから、直ぐ帰るよ」
「ならいいけど、俺んちきて遅刻してみろ、何言われるかわかんないからな」
遠くを見つめて・・・・柔らかい顔になる
ふにゃふにゃ顔でそう話すリーダーの脳裏に浮かんだ影が
俺を・・・・苛立たせる
何かを言う人って・・・・・
あの人でしょ?
臆病者のずるい人
何もしないでも・・・・・リーダーの一番深いところに
居座る・・・・・ずるい人
遠慮なんかするもんか
翔さん・・・・・・・・・・・・・・


