前々話
前話
智くん・・・・・
やっぱり、俺には耐えられないよ
どこかで俺を必要としてくれているって
思っていたのかな
いざ・・・・他の誰かと時間を共有するのかと思うと
居てもたってもいられない
クソッ・・・・・
「翔さん・・・・・」
「・・・・あぁ、どした?」
「どうしたじゃないでしょっ、そんな顔して・・・見られたもんじゃない」
「・・・・・そんな顔って、(苦笑)」
「戦わずして戦線離脱するわけないですよね?」
「ニノ?」
「潤くん・・・・・今日ごはんって言ってますけど、家に行く気ですよ」
「家にッて・・・・・松潤の家?」
「いいえ・・・・リーダーの家です」
「智くん家??なんで・・・・」
「自分が特別と印象付けるためでしょうね・・・・」
「特別って・・・・・」
「誰も行ったことのないリーダーの家ですから、
それを受け入れたら二人きりの空間ができます・・・・
何かあってもリーダー自身の責任になりますしね・・・」
・・・・・二人きり
「悪い・・・・先にあがる!」
「あっ、ちょっと、翔さん!!」
・・・・・・・後先考えないで突っ走るんだから
でも、翔さんをそうさせるのはリーダーだけ・・・・・
わかってますかね?翔さん・・・・・・
なりふり構わずしてしまう理由を・・・・・(苦笑)
手のかかる
おじさん達だ・・・・・(笑)
まっ、わたしは蚊帳の外ですけどね・・・・
勝てない試合はしない主義なんです・・・・・
ものは言いようですね(苦笑)
「翔さん・・・・・会えるといいですね」


