上実下虚(じょうじつかきょ)、上に気が上って、下の気が足りない状態をいいます。
例えば、足が冷たいのに、顔がほてっているとか、頭が割れる程痛いとか、肩が凝りすぎて気持ち悪いとか、お腹や下腹部が冷えているとか、、、
そういう状態をいいます。
体の不調を訴えている方は、そんな人が多いのですが、その場合意識して気を下げてあげる必要があります。
気を下げるツボは、手足の三里や合谷などがありますので、ちょいと強めの刺激を与えると上手く行く事がおおいです。
また、肩周りや首周りは逆に気を上げてしまうツボが多くありますから、そこへの刺激をした場合は、かならず気を下げことを忘れてはいけません。
で、
先々週の日曜日の授業で、
残業続きで、かなり疲れている生徒さんの背中や腰、臀部だけを解説しながらじっくり施術していたら、、
今度は気が下がりすぎて、ぐったりしてしまいました。
顔色も白っぽい。。
急いで、
肩甲骨間や、肩、頚当たりの施術をしたら、シャキッっとしましたが、、、
いくら授業とはいえ、全体のバランスを見ないとダメですね。
かくして生徒のMさんは、
気の上げ下げを身をもって体験したのでした(笑)