僕が劇団あおにんじんの葛原です。【葛原瑞穂】 | The Stone Age 稽古場日誌

僕が劇団あおにんじんの葛原です。【葛原瑞穂】

今回の稽古場一番の大汗かきの葛原瑞穂です。
劇団あおにんじん、EBiSU倶楽部、color'sという劇団やら

演劇ユニットやらに所属していて役者をやっております。
以後、お見知りおきを。

さて今回は2回目の稽古なのです。

小学校で上演する「桃太郎」は、

あおにんじんで幼稚園児向けにやったものをもってきたものです。
うちに眠っていた衣装をもってきて、一明さんに着て頂きました。
あやや、似合うじゃないですか。


僕よりかっちょいい人の事なんか置いておきましょう。

そうそう、先ほどの通り、

この台本はあおにんじんで上演したものなんですね。
しかし! 

鮒田さんにかかるとアラ不思議、まったく別物の芝居に早変わり。
元の台本にはないシーンをぱっと考えて、

「そこ、こういうふうにやってみて」と指示が飛びます。

しかもこれが面白い!
すると役者の皆様(当然僕を除く)はそれに応えて即興で台詞
を考えてイキナリ演じてしまいます。しかもこれが面白い!

僕はただただ「すごーい!」と、その光景を眺めておりました。

ええ、眺めておりました。

その時までは。

「葛原君、おもしろい歩き方して入ってきて」
「え、面白い歩き方っすか?」

なんて唐突な要請でしょう。
電車で鼻くそほじっていたらイキナリ学生時代の友人に

話しかけられたくらいびっくりです。
しかしここはさりげなくごまかさなくてはなりません。

気づかれない間に鼻くそを食ってしまう勢いです。

てんぱった僕はとりあえずありきたりな右手と右足を

同時に出す、という歩き方。

ああっ! 最悪やっ! こんなん面白いわけないやん!

自分の引き出しの少なさが恥ずかしい・・・。
もっとこう、爆笑できるような事はできないのか!?
日々精進が必要です・・・。

ちゃんとこなせるでしょうか・・・。
そういう意味では少々不安ではありますが、

しかし今までに経験したことがないくらい面白い、本気で楽しめる稽古です。
この芝居の完成がホント、楽しみでなりません。

そして、あわよくば、皆様の技術をお持ち帰りしてやろう、と
いう密かな企みもあったりなかったり。

ふふふっ。