5月25日(木)、午後7時30分から1時間、「プロバスケットボールチーム誕生と地域活性化について」講演をさせていただく。
自分は、「DREAM, OVER THE DREAM〜夢の先には、きっと、まだ夢の続きが待っている」と伝えた。
自分達の頃の商工会議所青年部は、青年会議所の半分くらいの会員数だったが、今は、ほぼ同数くらいだそうである。
60名を超える方々が集まっていて、みんなが、とても真剣に話を聞いてくださった。
パスラボ山形ワイヴァンズの設立について、Bリーグについて、そして、「パスラボ」という会社の由来について話させてもらった。
特に、社名の「パスラボ」については、パスのラボラトリー…つまり、パスの研究所である。
「パス」とは、投げる方の都合でパスを出すのではなく、受ける側の状態を把握して出すものであるのだ。
相手が、小さい子どもや高齢者、目の不自由な方や腕が無い方…。
そのような様々な方々に、こちらが同じ力で同じスピードで、パスを出すのでは成立しない。
相手に合わせて、近くに寄りそったり、ボールをゆっくり転がしたり、手渡ししたりしながら、相手にボールを渡す。
つまり、相手の状態を把握し、相手のキャッチできるボールを出さなければ、パスは出せないのである。
これは、バスケットの田臥選手にしろ、サッカーの中田選手にしろ、自分が出したいボールを出すのではなく、相手が必要としているボールを出すのである。
それを、瞬時に判断する能力が彼らにはあるのだ。
これは、日常生活の中でもそうであり、人と人の関係も、自分本位だったり、自分都合だったら、コミュニケーションは成り立たない。
相手が欲しているものを、ちゃんと正しく渡さなければならない。
これを、「RIGHT REWARD」…ライトリワードと言う。
また、バスケットの話し以外でも、自分は資金や経済的基盤など、何もない中で、多くの方々の力を借りて32歳で旧ケーブルテレビ山形(現ダイバーシティメディア)を設立したことや、来年から始まるテレビの4K放送とIP通信の融合について情報通信の革命が起きるなどの話をする。
また、経営者として、デュフュージョンセオリーの中で、最も重要なのが、アーリーアダプター、キーインフルエンサーを作ることをアドバイスした。
様々な話まで広がったが、商工会議所青年部の皆さんの話を聴いていただいている姿が、抜群に真剣であり、過去の多くの講演会の中で、最も素晴らしかったような気がした。
「子どもたちへ、伝える言葉はありますか?」との問い。
自分は、「DREAM, OVER THE DREAM〜夢の先には、きっと、まだ夢の続きが待っている」と伝えた。
さらには、13歳下の弟の親友の新工房の佐藤竜太さんからは、女性のプロバスケットボールの展望などを尋ねられ、自分は、近い将来、必ず女子プロバスケットボールもできるだろうと話した。
質問もあり、とても充実した講演会であったと思う。
その後、入り口では、多くの方々が、ワイヴァンズグッズを買っていただいた。
そして、午後9時少し前から、七日町の山形ワシントンホテルの三十三間堂で、懇親会があり、自分も参加した。
山形商工会議所青年部の会長である相互タクシーの松田一訓専務も、ワイヴァンズのTシャツを着ていただき、話をしてくださった。
佐竹猛直前会長、松田会長、自分、芋煮の大鍋の長瀬氏、野口専務と記念撮影。
自分達の頃の商工会議所青年部は、青年会議所の半分くらいの会員数だったが、今は、ほぼ同数くらいだそうである。
最後に、自分はもう一度話させていただく。
これまでの山形商工会議所青年部では、ナンバー1の、団結と熱さとエネルギーを感じた。
本音である!
彼らがいる限り、山形は、まだまだやっていけると、逆に力をもらったような講演会と懇親会であった。
感謝である。