初めて食べた。

からし蓮根。

熊本の藩主、細川忠利公が好んだという、由緒ある伝統の味。

現在は、熊本代表の郷土料理。



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蓮根に、辛子味噌を詰め、衣を付けて揚げたもの。



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生ものなので、早めに召し上がれとの、注釈があった為、早速みんなでいただく。



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映画監督の行定勲氏のご実家は、熊本県南阿蘇村。

昨年の熊本地震の折には、甚大な被害が及んだ地域であり、行定監督も、何度も熊本入りをしていた。

友人の放送作家の小山薫堂氏のご実家も熊本県の天草市であり、行定家、小山家、ご両家の親御さんとは、様々な交流や手紙やハガキのやり取りをさせていただいていたので、地震の際は、山形県産米の「つや姫」などを送らせていただいていた。

暮れにも、山形の年越しそばを送らせていただいた。

そのお返しに、わざわざ、珍しい辛子蓮根を送って下さったのである。

同封された手紙には、「昨年末のクリスマスイブの12月24日に南阿蘇久木野トンネルの開通と迂回路ができ、交通の便が良くなりました。」とのこと。

また、「まだまだ完全復興にはほど遠いですが、熊本は頑張っています。」と、力強く書かれていた。

最後に、「皆さんのご支援のお陰だと感謝しています。」とあった。



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行定監督は、自分が経営しているムービーオンの取締役であり、YMF山形国際ムービーフェスティバルの特別顧問である。

また、彼の最近の映画の製作にも協力させて頂いている。

しかし、それ以上に、人間的な関係が深く、大切な友人である。


だからこそ、ご実家との関係もあるのだが、ご実家からの手紙からは、必死に頑張っている熊本県の皆さんの息吹が感じられた。

復興で大変な中、わざわざ、お返しを送ってくださる行定家の皆さんに恐縮しながらも、ムービーオンのメンバーで分けて食べ、先ほども、吉村美栄子山形県知事もご一緒にいただいた。


頑張れ!熊本県民!
頑張ろう!日本国民!