自分たちの世代が憧れた、20世紀を代表する俳優たち…。

若くして天に召されてしまったカリスマ男優は松田優作さん、女優は夏目雅子さんだと思う。

多くの名優の皆さんが銀幕やテレビに映し出され、現代日本の経済的発展の糧となった。

しかし、もっと活躍できた人生を残し、亡くなった天才たちが居たことを、どのくらいの方々が記憶に留めているだろう。



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松田優作さんは、当時の日本の人気俳優の皆さんとは、ひと味違っていた。

今までの日本にはいない、アメリカンスタイルのハードボイルド。



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1989年に、満40歳で亡くなった。

身長は183センチメートル。

テレビでは、「太陽にほえろ!」「俺たちの勲章」「大都会パートII」「探偵物語」など。

映画では、「遊戯シリーズ」「蘇る金狼」「探偵物語」「家族ゲーム」「ブラック・レイン」など。

「太陽にほえろ」のジーパン刑事としてレギュラー出演。
その活躍と殉職シーンが、当時話題となる。

私生活でも、暴力事件なども起こしたが、その野生的な凄みは、多くのファンを魅了する。



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YMF山形国際ムービーフェスティバルの選考委員長である、映画界の巨匠・村川透監督(今年はあぶない刑事が大ヒット)は、松田優作の全てを受け入れた。

彼が事件を起こしたり、トラブルがあったりし、いわゆる干された時代も、村川監督は、彼を山形の自宅で好きなようにさせた。

息子のように、庭の芝生に水をかけたり、ベンチで寝ながら本を読んたり、支配をされることが大嫌いな役者を、自由にさせた。

2人の心は、自ずと近づいていく。

そして、待望の「蘇る金狼」「野獣死すべし」が大ヒットするのである。



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先日のYMF山形国際ムービーフェスティバルの初日に、映画「ぼくのおじさん(ダイバーシティメディアグループも出資参加)」に出演し、舞台挨拶をしてくれた、松田優作氏の長男の松田龍平くん。

彼は、舞台挨拶で、山形県との関係を聞かれ、「良く知らないです」と話していたが、満員だった会場に集まった人々は、松田優作さんと山形の関係を知っているだけに、少し腑に落ちなかった。

自分は、控え室に戻った龍平くんに、その関係を教えてあげた。

龍平くんは、驚いていた。

「今日泊まっていけば?ちゃんと教えてあげる!」と、真剣に話した。

彼は、「聞きたい!」と言っていたが、スケジュール的に無理であり、龍平くんへ語る機会は次のに回したのであった。



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しばらくして、松田龍平、松田翔太が所属し、優作さんの奥さんの美由紀さんが社長を務めている「オフィス作」から、荷物が届いた。



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開けてみてビックリ、探偵物語のビデオと、復刻版のグッズ類。



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マネージャーさんからの丁寧なハガキをいただく。



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以前、水谷豊さんや館ひろしさんの時にも感じたが、自分たちの憧れたあの時代のモノは、テンションが上がる。



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トランプまでついてきた。



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やはり、伝説のハードボイルドの松田優作は、永遠である。

そして、できれば、2人のお子さんと、村川透監督と、自分も一緒に、「松田優作談義」で、山形の夜を過ごしたいと、思ったのである。