公開中の映画「インフェルノ」は、世界的ブームを巻き起こした、「ダ・ヴィンチ・コード」と「天使と悪魔」に続く、シリーズ3作目である。

原作は同じくダン・ブラウン。

主演はトム・ハンクス、監督はロン・ハワード。

3度目のタックである。



この3部作とも、トム・ハンクス演じるハーヴァード大学の宗教象徴学者のロバート・ラングドン教授。

彼が、それぞれの事件に巻き込まれるのだ。

シリーズだが、1話完結だから、「インディー・ジョーンズ」や、「エルキュール・ポアロ」と同じである。

今回のヒロインの医師シエナを演じるのは、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、今年年末の「ローグワン・スターウオーズ」の主演に抜擢されたフェリシティ・ジョーンズである。



このまま地球の人口が増え続ければ、環境破壊は止まらず、100年後には、人間も絶滅するだろう。

今、このスイッチを押せば、人類の半分は死ぬ。

そう宣言していた富豪が、塔の上から身を投げた。



スイッチはどこにあるのか?

その答えは、ダンテの「神曲」地獄篇を基に、ボッティチェリが描いた「地獄の見取り図」

そこには、原画にはない、アルファベットが散りばめられていた。





そこから、ヨーロッパの様々な場所を周りながら、謎解きをしていく。





人類の半分を死に導くスイッチを、何とか探そうと、遺跡や博物館からヒントを掴んでいく。

WHOも参加し、国際的な、謎解きが始まるのだ。



監督のロン・ハワード。

自分の大好きな映画「アメリカン・グラフティ」に出演した元は俳優である。

今では、今回のシリーズや、「遥かなる大地へ」「アボロ13号」「身代金」「白鯨との闘い」など、素晴らしい大監督になったのだ。

自分の6歳上。

良い年の取り方をされている。

様々な角度から、自分の大好きなイタリアやフランスの風景もいい。

是非、足を運んでほしい。