昨日10月6日(木)、ムービーオンやまがたに、いよいよ明日10月8日(土)に迫った、映画「少女」の三島有紀子監督がいらっしゃった。



三島有紀子監督は、幼き頃から映画監督になろうと夢を抱いていた。

そんな幼少の頃の夢は、人生の途中で、それも早い段階で破れてしまいがちだが、それを成し遂げるチカラを持った、数少ない人の一人。

大学卒業後「NHK」に入り、「NHKスペシャル」や「トップランナー」などを制作。

2003年に、映画を撮るために、NHKから独立し、映画界での航海を始める。

オリジナル脚本を書き続け、2009年に「刺青~匂ひ月のごとく~」でデビュー。

2012年「しあわせのパン」、2014年「ぶどうのなみだ」と、オリジナル映画を世に出し、高い評価を得る。

2015年「繕い裁つ人」は代表作と言われる渾身の一作である。

個人的には、WOWOWの「硝子の葦」は、毎週楽しみに観ていた記憶がある。

お会いしてみると、ロゴスとパトスを兼ね備えた、そのセンスの良さが、会話や仕草に感じられる素敵な方であった。






マスコミの皆さんからは、時間の関係上、各社の取材は行わず、共同インタビューを行う形で収録いただく






そして、夕方からは、映画「少女」の、三島監督の舞台挨拶と上映会が開催され、会場は満員で、その熱気は凄く、マスコミ各社の注目度の高さにも驚いた。





原作は「告白」や「白ゆき姫殺人事件」など、ヒットメーカーの湊かなえさん。



主人公の由紀と、その親友の敦子を演じるのは、本田翼と山本美月。

人気実力派の二人の役者の、伸び盛りの演技も必見!






心に闇を抱える由紀と敦子。

転校生の何気無いひとこと。

「死体って見たことある?

それをきっかけに、「死とは何なのか?」

本当の死を知ったら、闇から解放されるのではないか?

少女たちは、それぞれの方法で「死の瞬間」を見ようとする。

それは、何とも刺激的で衝撃的な物語の始まりだった…。

少女時代の息苦しさの中から、信じられるものを恐々掴んでいき、成長していく様子が、繊細に描かれていると感じた作品。

是非、観ていただきたい。

全国公開は、明日、10月8日(土)より。