一昨年の「第10回YMF山形国際ムービーフェスティバル」にて、開催以来初めての選考委員の満場一致でのグランプリ作品となり、圧倒的な評価を受けたのが、山本亜希監督作品「ネクタイと壁」であった。



これまでは、選考委員も務めるザフールの古賀プロデューサーが、パリ在住の山本亜希監督と、メールや電話でやり取りしていただき、昨年はシナハンを日本でやったと聞いていたが、今回、古賀さんが同席のもと、初めて山形でお会いしたのである。



お会いして、一緒に食事をした場所は、レストラン「AKIYAMA(アキヤマ)」



相変わらず、美味しいディナーをいただく。「本マグロと柴海農園」



自分の興味の一番は、山本亜希監督の自分史。

何故、当時40歳の女性が、あの完璧で素晴らしい「ネクタイと壁」という作品を作ることができたのか?

それも、フランスのパリで…。



美味しいワインを、山本亜希監督はかなり飲まれ、自分の歴史を語り出す。



名古屋市で生まれ、中学時代は「三國志」オタクだったとのこと。

関西大学時代は東洋文学を学び、中国旅行に行っているうちに、世界旅行になり、フランスのパリに住み着いたとのこと。

そこで、2年目より映像・映画の学校に入る。



フォアグラ入りのとうもろこしスープ。



ディナーは、山本亜希監督の魅力的なトークと、古賀さんの軽妙トークで盛り上がる。



メインの伊達鶏は、とても美味しかった。



今回の出会いで、これから映画にする本も決まった。

いよいよである。

インディーズではなく、約1億円をかけて作る長編になる予定だ。




いつもの、まかないカレーは、サプライズ。





時間をかけてゆっくり話せて良かった。



この素晴らしいグランプリ作品「ネクタイと壁」についても、何度も話したのである。

吉本興業の大崎さんが支援している、京都映画祭でもグランプリをとった力作である。


父と息子の何とも言えない距離感が、心を掴む映画である。




二次会での話題は、様々な人間の繋がりや物語についてである。

さて、まずは、どんなプロットやシナリオが完成するのか楽しみである。

今年は、山本亜希監督から目が離せない。