山形市の中心商店街では、毎年1月10日は、初市が開かれる。

県内各地から、伝統工芸や特産品を持ち込み、市を開き、多くの山形市民が集う恒例行事である。
今年は300の露店が出店するという(商工会議所談)。



150110_115305.jpg
山形城主の最上義明公の時代から、約400年続いた初市であり、当時は1700軒を越える出店があったそうである。


その『市』を奉っているのが、里の宮『湯殿山神社』の境内の敷地の中にある『市神神社』である。



150110_113858.jpg
湯殿山神社の宮司は、昨年から山形県神社庁の県長の任に就かれた渋谷先生である。



150110_113916.jpg
市神神社で祝詞奏上の後、参加者は玉串奉典をし、その後、直会にて、渋谷先生のお話しを聞く…特に初市の歴史と市神様の歴史を学んだ。


『100年企業』…つまり100年以上続いている企業が、山形県は全国2位であり、この日集った方々の大半が100年企業の皆さんである。

自分も『湯殿山神社奉賛会』の副会長を仰せ賜っているために、皆様へ祝辞を述べる。

奉賛会長は、元農林水産大臣の鹿野道彦先生であるが、所用の為に自分が代わっての役割。

『企業が長く続くのも、今年ある様々な選挙も、その基はひとつ…「信なくば立たず」である。今年も、商売でも政治でも「信」を集めて頑張りましょう。』と話した。



150110_114000.jpg
直会では、湯殿山神社の名物の株汁が振る舞われる。



150110_113952.jpg
白髭も縁起物である。



150110_113937.jpg
山形市が、活気に満ち溢れた1日となった。