山形が誇るプロサッカーチーム『モンテディオ山形』が、悲願のJ1昇格を果たした。



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約3年前(2011年)の暮れ、クラブライセンスやシーズンの変更など、様々なJリーグ本部の検討が始まったことへの危機感を持った当時のモンテディオ関係者や運営母体の21世紀協会。

J1J2の40チームの中で、唯一の社団法人だったモンテディオ山形。

その社団法人の運営は、Jリーグ本部がNGであるということに対し、公益社団法人か株式会社かの選択に立たされたのが誰でもない、山形県と21世紀協会自身であった。


2年前(2012年)の初頭、現モンテディオ山形の高橋節社長(当時は山形県副知事)が理事長であった21世紀協会は、理事の刷新を図り、若手の経営者を添える動きに入る。


その年の春から、『将来構想委員会』が21世紀協会の中に設置される。


年末までに、公益社団法人では、様々な収益やライセンスへの対応が無理な為に、株式会社にする方針が決まる。
これが、大きなターニングポイントとなったのは言うまでもない。


そして昨年(2013年)、紆余曲折を乗り越え、株式会社モンテディオ山形が誕生したのである。

民間パートナーは、数千人の社員を擁する日本トップクラスのシンクタンク、アビームコンサルティング(NECの子会社である)。

もともとモンテディオ山形の前身は、NEC山形であった為に、最高のスキームとなった。


そして、株式会社として今年(2014年)、初の本格的なリーグ参戦となったのである。


それにより、それまでは3億円台の選手獲得費用を、4億円強まで活用するような予算を作り、数年後には7億円近くまで膨らませることで、他のJ1のチームと闘えるグランドデザインを描いている。



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そんな中で、現場には名将石崎監督がカムバック。

シリーズ前半は、一進一退を繰り返していたが、守護神であり、価千金のゴールを決めた、ゴールキーパーの山岸が補強選手として途中参戦。



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いつの間にか、ここ1ヶ月の中で、昇格争いに割ってはいって行ったのである。



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そして、ついにその時が来た…。

監督はじめ、選手たち、スタッフ、サポーター、クライアント、会員の方々、山形県民。

みんなの力がひとつになったのだ。



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ここまで来るなかで、多くの先人たちの苦労や努力を忘れてはならない。

県民の波は、大きなうねりとなり、モンテディオ山形を押し上げてくれた。

まだ戦いは続く…。

最後のドラマをメイクしなくてはならない。