一昨年から昨年にかけて、映画『かぞくのくに』で、突如として世界に躍り出た女性監督。

国際映画祭を総なめにしたのがヤン・ヨンヒ監督である。

しばらくぶりにお会いした。



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おととしの12月5日に初めて監督とお会いした場所…山形銀行本店の裏通りの、おでん専門店『ふくろ』で再会をしたのである。



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以前、ヤン・ヨンヒ監督が、山形国際ドキュメンタリー映画祭に来た時に、ふっと立ち寄ったのが『ふくろ』。

その2年後再訪問した時、『ふくろ』の女将さんがヤン・ヨンヒ監督を覚えていて、その記憶力に感服した監督が『ふくろ』の女将さんに惚れたのである。



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それ以来、監督は『ふくろ』の女将さんを、山形のお母さんと慕う。



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おでんをたらふく食べ、日本酒もいただいたあと、裏メニューの『ところてん』が出てきて、「バケツ一杯食べれる♪」と、ヨンヒは大喜びだった。

ヨンヒにとっては、この空間が、世界で1番落ち着く場所だと言う。


女将さんのご実家は、老舗菓子店の『長栄堂』であり、自分の亡き父も、母も、自分も、『長栄堂』の長谷川家の皆さんからは大変お世話になってきた。

自分も学生の頃、『ふくろ』に鍋を持って、何度夕食のおかずを買いに来ただろう。

『ふくろ』は、今年で、開業80年になる。



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その後、二次会は『バラード』。

初めてヨンヒと会った時も、ここに来たのだ。

昨年のYMF山形国際ムービーフェスティバルの時は、招待客が多く、ヨンヒとは、ゆっくり話ができなかった…。



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だから今回は、沢山のことを話した…。



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とにかく、ヨンヒとの話しは止まらない!
そして深く、優しい。



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ヨンヒは、フルーツが大好物だが、ドライフルーツも大好きで、かなり気に入っていた。



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この夜は、シャンパンを飲みながら、映画や、日本の政治やジャーナリストまで、様々な話をしたのである。


気がついたら、夜もだいぶふけていた。



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明けて今日の昼食は、『冷たいラーメンの栄屋本店』に行った。


『冷し栄ラーメン』を食べたが、ヨンヒは、かなり感動していた。



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最後に、喫茶店のクルーでコーヒーを飲み、午後2時の新幹線で上京した。


今年は、YMF山形国際ムービーフェスティバルの特別顧問に、ヤン・ヨンヒ監督から就任いただく。


行定勲監督、小山薫堂氏に次いでの顧問である。


秋の再会を誓いあって、別れたのである。