思いのほか、寒波が早く通りすぎ、窓から冬の太陽の光が差し込み、春の予感を少しだけ感じた日だった。



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リビングの、白いカーテンが揺れているように感じるのは、白銀の世界が、光をいっそう眩いものとして、カタチあるものの輪郭すら幻にしてしまう…そんな気がする。



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廊下の突き当たりには、ステンドグラスの窓がある。



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自分の大好きな配色であり、デザインも素敵である。



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玄関をあがって左側にも、はめこみのステンドグラスがある。

これは柚子の実を表していて、『千客万来』や『幸運を呼ぶ』ステンドグラスだそうだ。



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天窓は、真っ青な空を写し出している。

どんよりとした曇り空より、やはり、空は青く清々しい方がいい。

ステンドグラスも、光を浴びて、初めて存在の意味が増す。


春はまだまだ遠くにあるけど、その足音だけには敏感でありたい。