自分の髪には、高校2年のリーゼントをしていた応援団時代から、ずっとポマードをつけている。

大学入学時には、リーゼントパーマをかけていた。

しかし、上京し、東京にいた大学時代は、新宿や六本木にいくと、リーゼントヘアーはロックンローラーかロカベリーしかいなかったので、中途半端なリーゼントは、『田舎者』の代名詞のように感じたのであった。。

時代はディスコ全盛期。

髪型もサイドグラデーションのヨーロピアンタイプに変え、ファッションは、オムやギャルソン、原色系のビギにはまっていった。

『カンタベリーハウス』や『ニューヨーク・ニューヨーク』には、ほぼ毎日通っていた時期もあった。


大学卒業後、サラリーマンになってからは、髪型を、またリーゼントにもどし、ケーブルテレビ山形を設立してからも、ずっと髪には、カネボウの『バルカン』のボマードをつけていたのだ。



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なんとも言えない、甘く凛々しく強い香りが好きだった。
ちなみに、亡くなった父親は、資生堂の『ロードス』のポマードをつけていた。


毎日、その香りが、自分を包んでいた。

昨日までは…。


しかし、その香りの鎧を脱ぐことにした。



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今日からは、ジェルに変えたのである。

生まれて初めて、ジェルやワックスを検討した。

何タイプかを購入し、自分の髪に塗った。

しばらく、ポマードとはサヨナラである。


その変化に気がついたのは、ムービーオンのツヨシ。
「コロン変わりました?」
「いや?ポマードをやめたんだ!」

その後も、「髪を切ったの?」とか、「髪がフサフサして若く見える」とか、「ベトベトしなくて良い」等と、好評価が相次ぐ。

また、面白いことに、今まで自分の匂いは、CHANELのコロンだと思っていたが、ほとんどの人は、バルカンのポマードの匂いが強かったのか、みんな匂いが変わったと言っていた。


櫛で髪に掻き上げた跡ができるポマードには、未練があるが、自分にとっての衛生面や汚れ、他人に不快感を与える時もあるとしたら、ジェルに変えるべきだと判断したのである。

自分のヘアーアーチストの、ミスターオヤマからは、以前から薦められていたのだが…。

これを変化ではなく進化と捉え、今年1年、また前向きモードで頑張って行きたい。