インフルエンザA型と言われて、3日。

39度を越える久しぶりの高熱だったが、ワクチンの影響もあったにせよ、抗ウィルス剤の効用は画期的に進歩している。

次の日の朝には、平熱に戻った。

体調はまだパーフェクトではなかったが、昨日と今日は、Iパットや携帯を使い、自宅をオフィスとして、やれることはやっている状態である。

しかし、夜はさすがに疲れてリビングのソファーに横になり、録り溜めたブルーレイを観終えてしまった。



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昨日、スタッフ後藤に頼み、TSUTAYAから、DVDを数枚、借りてきてもらった。

恥ずかしい話であるが、以前ムービーオンでも上映していた『桐島、部活やめるってよ』を、昨晩えらく感動しながら観ていたのである。


普通、自分は、ほとんどムービーオンで、上映する映画は、チェックする。

ところが、たまに、どうしても他のアポイントと重なり、観られない映画もある。

まさに、この映画もそうであった。



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躍動感!
そんなはち切れるようなエネルギーが溢れ出てくる。



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『デスノート』や『ガンツ』のプロデューサーでその名を全国区にし、以前も山形で、夜中まで話し合った自分の友人『サリュー』こと佐藤貴博プロデューサーが、この原作に惚れ込んだのが、この作品ができたきっかけである。



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原作は、早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した、朝井リョウくんの同名のデビュー小説。



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監督は、CMディレクターとしてキャリアを積み、『CM界最後の大物』と言われた吉田大八氏が監督である。



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ふとしたことで意識が変わり、未来に向けた希望が生まれる瞬間。
様々な立ち位置が、すごいスピードで入れ換わり、違う感覚を体感する若者達。

熱演する、神木隆之介や橋本愛などは、最高の演技を見せる。



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全く新しい感覚の青春映画が日本映画界に一石を投じる。

数日後に最優秀賞が発表される、日本アカデミー賞作品賞の優秀賞5作品の中に選ばれた。


桐島くんとは何だったのだろう?


素晴らしい作品だった。

朝井リョウくんと、その上司の皆さんには、これからも期待したい。