彼と初めて会った時、彼はまだ混沌の中にいた…。

自分の歩んできた過去や歴史を、受容できずに、これから進む方向すら暗闇の中。

そんなもがいていた時、フジテレビの人気番組であった『あいのり』に出演し、一躍全国的に名前が広がり、『正義感が強く、逞しく、方言が誠実な性格をより高める』…そんなイメージを作り上げた。

彼は、日本に戻ってから、心の奥底で、今の自分の現実と、イメージが作り上げた自分のギャップに、悩んでいたのである。

とにかく話して話して話し合い、彼の将来の道を、大きく2つの方向を、二人で決めたつもりである。

いい意味で、感じてきた『あいのり
』での経験…画面を通して、視聴者に感動を与えること。

…これがケーブルテレビ山形の人気番組である『隼人組』の生まれた理由である。





山形を元気にするのと同時に、隼人自身も成長していき、自分を知っていくこと。

多くの方々との出会いが、彼を間違いなく成長させてくれたのだ。


そして、2つ目の彼と決めた道は、いつになるかわからないが、彼の父上が経営している寿司屋を継ぐこと…。


当時、彼には、様々なハガキやオファーがあったようだが、この大きな2つの道につながるように、絞って頑張っていこうと約束した。


彼は、その間、間違いなく、責任を請け負える、逞しい人間に、大人の男に
なったのである。


たぶん、それを1番分かっているのが…隼人自身だろう。


今年の8月24日に、入籍。
ひとりの女性の人生を、引き受けられる男になったのだ。


結婚式と披露宴は、親族身内だけでこじんまりにクリスマスあたり…とのこと。




ヤンチャでモテモテの見た目とは違い、いろんな思いを、痛いぐらいに受け止める性格だけに、これまでの彼は、痛みをこらえて、ただ一生懸命に生きてきた。

よく、頑張ったと思う。




『男子、三日会わざるんば、刮目して見るべし。』

隼人の物語は、まだ始まったばかりである。


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